映画館では上映中のスマートフォン使用禁止に関するアナウンスが行われています。
しかしそのアナウンスもむなしく、上映中にスマホをいじり、周囲に不快感を与える観客もいるようです。
巨大なスクリーンで映画を楽しむためにお金を支払って、劇場に足を運んでいるにもかかわらず、なぜスマートフォンという小さなスクリーンに注意を向けてしまう人がいるのでしょうか。
11月26日放送の『北野誠のズバリ』では、『マネーポストWEB』の記事から、映画上映中にスマホいじりする若者について取り上げました。
若者の集中力が持たない!
「2時間っていうのはやっぱり慣れてなかったら結構長いやろな」と納得する北野誠に、「私ね、わかります」と佐藤実絵子。
「映画館でスマホはいじりませんよ、私は!」と、そこはきっちり否定。
しかし佐藤は、自宅でテレビドラマを見ているわずか1時間の間も、並行してゲームをしてしまうなど、スマホを触らずにはいられないというのです。
2時間ドラマが減った理由も、若者の集中力が持たないからと聞いたことがあるという佐藤。
確かに若者に人気のYouTubeは15分ほどの動画が多く、短いものでは5分で終わるものもあります。
「ハリウッド映画でも、なるべく2時間以内に収めないと、お客さんの入りが悪かったりするって。もたないのやろな」
こう語る北野に、万が一つまらない映画だった場合、スマホを使えないというのは拷問に近いのではと分析する松原タニシ。
ドラマとスマホを同時進行
「本当にすごく好きなドラマにもかかわらず、気もそぞろになる。ずっと集中して観てるというのが、結構できないんです」
佐藤は、最近自分がドラマに集中できていないことに気づき、かなりショックを受けたといいます。
DVDを度々借りるものの、映画を見るには「よし!」と気合が必要。
映画を借りてみないまま時間が過ぎてしまうことが多いと佐藤。
北野「サスペンスドラマや映画は、途中伏線張ってあるから、"ながら"で観てたらわからんで」
佐藤「そう。でもやっちゃうの」
CMに入った途端にスマホをチェック。
CMが終わってもそのままスマホを見続けてしまうというのです。
佐藤「なんとなく同時進行のまま、気が付いたらドラマ終わっちゃうみたいな」
松原「今やってるドラマを、ハッシュタグでつぶやいてる人を検索しながら見ちゃうんですよね」
スクリーンでネタばれ?
松原「YouTubeもチャットライブがあって、生放送しながらもコメントが流れる。ニコニコ生放送もそうですけど。それだけに集中するのができなくなってきるというか」
佐藤「『同時に色んなことをしちゃう病』です」
北野「『スマホを離せない病』でしょ」
ここで佐藤から、スマホを触りながら映画鑑賞ができる「スマホ上映」という斬新なアイディアが飛び出します。
映画上映中に声を出すことが許されている「応援上映」にヒントを得た形です。
北野「それもいいかもしれんね。『#ターミネーター』とかで」
松原「スクリーンに流れる(笑)」
北野「それニコ動や!」
佐藤「新しいですけどね。『映画なう』、みたいな。『8888(パチパチパチパチ)』」
北野「うっとおしいやろ!シュワちゃんの後ろに『8888!』」
松原「『草、草生える』」
『天空の城ラピュタ』がテレビで流れる際に、「バルス」のタイミングで大いに盛り上がるような展開になるのではないかと推測する松原。
しかし、初めて観る映画に集中できない、余計なネタばれをする人が現れるなどの危惧もあります。
北野「『僕2度目なんで、この先言っておきます』『やめろ!』」
佐藤「『この後犯人登場!』」
北野「『こいつここでは死にません!』」
佐藤「『これ重要な伏線だよ!』」
スマホ上映で起こりうるやりとりを想像して、大いに盛り上がった3人でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2019年11月26日13時25分~抜粋