北野誠のズバリ

離婚をややこしくする「親害」とは?

両親が離婚に介入して主導する「親害」が増えています。
同居せず結婚後も離れて住む親子が増える中、親はこども夫婦の生活を把握していないことが多くなり、結果、自分の娘や息子からだけの話を聞くことになるので、相手の意見は全く入ってきません。

すると、親の中でいつの間にかこどものパートナーだけが悪者になって、親主導で離婚させるというところにまで発展してしまうそうです。

11月21日放送の『北野誠のズバリ』では、生活総合情報サイト『All About』の記事などからこの「親害」について取り上げました。

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親主導型離婚の増加

「実絵子ちゃんのところもそうですけど、お母さんと娘さんが姉妹のような関係性が増えている」と指摘する北野誠に、「そうですね、友達みたいな」と佐藤実絵子。

とはいえ、佐藤の母は結婚生活については全く口を出してくることはないといいます。

北野は、佐藤家を例にわかりやすく解説を始めます。

「例えば実絵子ちゃんが旦那さんと揉めた時、お母さんに愚痴をこぼす。それを聞いたお父さんが『ウチのかわいい娘にあの旦那は!』となって。いきなり一方的に、事情も聞かずに『戻ってこい!』というパターン」

このような親主導型の離婚が増えているというのです。

向こうの親に気に入られてなかった

「昔から"親害"はあった」と、北野は友人の話を持ち出します。

結婚をする時に「お嬢さんをください。幸せにします」と言ったのに、娘が実家でこぼした「あんまり幸せやない」という一言に、相手の親が激高。

「お前は!幸せにするって言うたのは嘘やったんか!」と、結局離婚となってしまったそうです。

佐藤の周囲にも離婚した子が数人いるものの、皆が口を揃えて言うのは、「私、向こうの親から気に入られてなかったから」ということなんだとか。

男性側も「ウチの息子がかわいい」という親が増えているため、何かあると「騙されてる!あんな嫁は!」となってしまうようです。

2世帯住宅絶対反対

日頃から、「2世帯住宅絶対反対」を掲げている北野。

夫婦2人だけの場合は、例え揉めごとがあっても2人解決しようという意思がある。

しかし、特に親世代が若くて余力がある場合、「そんなんええがな」「そんなやつやったら、やめとけやめとけ!実家戻っておいで」などの発言をしがちだといいます。

このように、親がしゃしゃり出てくると揉めごとが大きくなる場合があるというのです。

昔は「〇〇家に嫁ぐからには、二度と我が家の敷居をまたがんような気持ちでいってこい!」という考えの親が多かったものの、今は「なんかあったら帰っておいでやー」の方向に、考え方が変化してきたと語る北野。

親はでしゃばらない

ここで佐藤が、自分の祖母について語り始めます。

「お嫁さん(佐藤の母)が実家に帰るってなると、『また帰るのー?』っていうのがちょっとあるのに、私には『もっと帰ってくればいいのにー』。なんでや(笑)!」

この佐藤の話に、「そういうもんやねん」と笑う北野。

「だから、あんまり親は出て行かん方が絶対いいですけど、今、お父さんもお母さんも元気ですからね。俺みたいに60でも全然元気なんで、どうしても口挟みたくなるし」と、親世代に理解は示します。

それでも「極力2人の結婚生活、親は出しゃばらない方がいいと思いますね」と、やはり夫婦に任せることがよいと結論を出した北野でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2019年11月21日13時25分~抜粋

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