北野誠のズバリ

売れないうちから結婚する芸人が増えてきた!その理由とは?

お笑い芸人は売れてきて収入が安定してから結婚するというケースをしばしば見かけますが、最近は売れていない状態でも結婚するというケースが増えてきているそうです。

9月18日放送『北野誠のズバリ』は、最近の芸人の結婚事情について取り上げ、パーソナリティーの北野誠と大橋麻美子、オリンピア法律事務所の原武之弁護士がトークを展開しました。

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お笑い界にも押し寄せる高齢化の波

Web情報サイト『マネーポストWEB』の記事では最近、無名の若手芸人の結婚が増えていることを報じており、その原因は芸人の高齢化と価値観の変化にあるとしています。

高齢化の波はお笑い界にもやってきており、全体的に年齢が上がってきているように感じられます。

ビートたけしさんもタモリさんも70歳を超えた今もテレビの第一線で活躍し続けている一方で、中堅と呼ばれる方も40代後半だったり、30代でも若手と呼ばれたりします。

北野「"若手お笑い芸人"っていう言い方が、(今は)売れてなかったら全員若手に入るというね。普通は20代なんですよ。
気が付けば僕ら60歳なんか、昔のお笑い芸人で言ったら大御所ですよ。昔は大御所と言われている方が収入も増えますけど、今は大御所を否定しとかないと使いづらい。やっぱり親しみやすい方が。

(事務所の先輩の)笑福亭鶴瓶さんは、本来なら芸歴を考えたら大師匠ですよ。でも『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK総合)とか、漬物のCMで何変化とかしてて、70近いとは思えないイメージですから」

原先生「昔から全く変わらないですよね」

一方で売れていない芸人すべてが若手というくくりになる中、北野は30代で若手から抜け出すのは難しいと語ります。

北野「お笑い芸人は30前後に小ブレイクしとかないと、その後続かないというのがあるんです。ファーストブレイクが40というのは、なかなかいないんですよね」

大橋「遅咲きと言われてる人も、何らかでちょっとは出てたってことですよね」

女性の社会進出でお笑い界も変わる?

売れてきたので「これで家族を養うことができる」と思い、結婚を決意するというのが従来のよくあるパターンでした。
しかし最近では、今や昔から付き合ってきたカップルが、例えば「30代になったからそろそろ結婚しようか」と言って、普通に結婚するケースもあるそうです。

また、昔と比べてお笑い芸人が身近に感じられるようになってきたからか、親の反対にあうことも減ってきているようです。

ここで結婚生活となると「収入は大丈夫なのか?」という心配があります。
しかし2人で暮らすからといって、光熱水費や生活費などが劇的に増えるわけでもなく、また男性のお笑い芸人に対して、女性が普通の会社に勤めて稼いでいるので問題がないというケースもあるそうです。

北野「うちの事務所の芸人の奥さんが、ちゃんとした会社に勤めておられて、奥さんの名義で住宅ローン組んでますから。

『売れてナンボや!』とか、『奥さんを食わさな』と思った世代ではなくなって、こどもの面倒を見て、奥さんが働きに行って、車も家もあると。『足らんのはあと、僕の年収だけですかね~。でも、いいお父さんをしてますから』って、どこ目指しとんのやと」

原先生「(お笑い芸人をやっていくのにあたって、)そんなに欲がなくて大丈夫なんですかね?」

北野「僕もそう思うんですけど、松竹芸能(北野の所属事務所)って、みんな集まってると楽しいんですよね。エンドレスな文化祭なんで。

(芸人を)3年やって自分の人生に疑問を感じなくて、『何とかなるんちゃう?あと5、6年がんばってみようや"』って10年やった時に、『もう他のことできへんなあ、アルバイト以外は』ってなって」

アルバイトと芸人を掛け持ちしつつ、長く若手で居続けるお笑い芸人は今後も増えていくのかもしれません。
(岡本)
 
北野誠のズバリ
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2019年09月18日13時23分~抜粋

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