6月29日放送の『北野誠のズバリサタデー』、番組工作員こと工作太朗の潜入コーナーでは「ホストのバースデーイベント」を取り上げました。
ホストという未知の世界、さらにホストクラブで1年のうち最も札束が飛び交うといわれている、No.1ホストのバースデーイベント。
自らもホストとして一日体験をした工作が、その知られざる実態について語ります。
ドンキでまさかの再会
今回、工作がホストクラブに潜入することになったきっかけは、錦のドン・キホーテでした。
エスカレーターのところにずらーっと並ぶ夜のお店のポスターをなんの気なしに見ていた工作は、そのポスターの中に友人の顔を見つけます。
なんと昔の友人が、ホストクラブでNo.1ホストにまで昇り詰めていたのです。
ドンキのポスターで友人と久しぶりの再会を果たした工作。
早速その友人、水城京(みずきけい)さんに連絡を取った工作は、潜入取材を依頼しました。
源氏名は結局「タロウ」
工作が入店したのは、21時頃。
瓦町交差点近くの雑居ビルの6階にあるそのお店は、20人ほどのお客さんと10人ほどのホストですでに満員状態。
店内は工作が当初予想していたようなギラギラした雰囲気ではなく、暗く落ち着いた照明が照らす大人の空間でした。
バースデーイベント当日ということもあり、その日の水城さんは大忙し。
工作は教育係の「シーハーさん」から、ホストのノウハウを学ぶことになりました。
シーハーさんから「源氏名どうしましょうか?」と尋ねられた工作。
「レイ」「ミヤビ」という、工作が思う「カッコいい」源氏名を提案しますが、「ちょっとダサいっすね」と却下されてしまいます。
「だったら逆に『タロウ』の方がインパクトがあるだろう」ということで、工作の源氏名はそのまま「タロウ」に決定しました。
ホストの接客にメロメロ
今回取材したホストクラブには、一日体験のホストは全てのお客さんに挨拶をするという決まりごとがあります。
片手をお腹のあたりに添えて一礼。
「いらっしゃいませ。本日一日体験で参りました、タロウと申します。ごゆっくりどうぞ」
そしてまた一礼。
この挨拶を全ての席で披露した工作でしたが、慣れない環境でカチコチに緊張してしまいました。
シーハーさんのお客さんのところに一緒に付かせてもらった工作。
他県から来たという20代女性は、シーハーさんを「お兄ちゃん、お兄ちゃん」と呼んで慕っていました。
それまで、「ホスト=ノリだけ・チャラチャラ」というイメージを持っていた工作。
しかし、シーハーさんは正反対。
女性の話をしっかりじっくり聞いてくれる、大人のスタイルでした。
そして女性だけではなく、工作にも紳士的に敬語で対応してくれたというシーハーさんに、「こういう接客の仕方もあるんだな」とグッと惹かれた工作。
「抱かれてもいい」とさえ思えるほど、魅力的に感じてしまいました。
「今のシャンパン、10万円だからね」
「〇番テーブルのお客様より、水城京バースデーということで最高級シャンパンいただきました!」
突如、店内に鳴り響くアナウンス。
全ホストが集合、それぞれグラスを持ち「それでは全ホストでいただきます!乾杯!」とシャンパンで乾杯です。
「最後は本日の主役、水城京に一言!」
ここでギャグを披露しようとした水城さんでしたが、見事に噛んでしまいます。
「噛んじゃいました、ヤホーイ!」と勢いで挨拶を締めくくる水城さん。
サササーっと一連の流れが終わり、「意外とあっさりなんだな?」と思っていた工作に、シーハーさんが耳元で一言。
「今のシャンパン、10万円だからね」
「一瞬で!ギャグも失敗したのに、これが10万円するの?一瞬で消えてくんだな…」と驚いた工作。
100万円のシャンパンタワー
ここから本格的にバースデーイベントが始まります。
「京君、主役です。前にどうぞ!」
スポットライトを浴びる水城さんに「〇番テーブルの素敵なお客さまから、フィリコさんをいただきました!」
「フィリコ」とは、工作いわく「キラキラの羽が生えた、女の子が遊ぶ宝石のおもちゃみたいなボトル」のミネラルウォーター。
冠のついたハーバリウムのような美しいいでたちのボトルです。
20代のお客さんの元に3本運ばれてきたそのボトルは、なんと1本30万円!
総額90万円!ですが、これも「続いては!」と一瞬で処理されてしまいます。
次に登場したのは、10段もの「シャンパンタワー」!
こちらもあっさり「ありがとうございました!」と終了したものの、このシャンパンタワーはなんと100万円でした。
美豚さんに感謝
「一瞬でそのぐらいのお金がバンバンバンバン消えてく。なかなかすごい大人の世界なんだなぁ」と、あっけにとられた工作。
並べられた空きボトルは、「指名したホストのために、これだけ私は頑張った」という、女性にとっての勲章・トロフィーのようだったと語ります。
ドンちゃん騒ぎのまま、バースデーイベントは華やかに幕を閉じました。
ホストには「いろいろなタイプの人がいた」という工作が気になったのは、おちゃらけキャラの流衣☆美豚(ルイ ビトン)さん。
この美豚さんのおかげで、勝手に「僕でもイケる!」と、途中から自信を取り戻したという工作。
以上、いろいろなホストに出会えるバースデーイベント潜入レポートでした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2019年06月29日11時09分~抜粋