「ハードプレイがお好きなあなたに」「手クニシャン、そろってます」
これは、今年11月30日に熊本県で開幕する「女子ハンドボール世界選手権」をPRする垂れ幕(街灯バナー)のキャッチコピーです。
この写真がTwitterで拡散されると批判が殺到、撤去・差し替えが行われる事態に発展しました。
しかし、このキャッチコピーに関する意外な新事実が明らかとなったのです。
3月6日放送の『北野誠のズバリ』では、『中京スポーツ』の記事からこの話題を取り上げました。
女性蔑視か過剰反応か
問題のフレーズは「男性の下品な発想」と思われがちですが、製作に携わった同事務局広報課の課長は女性。
さらに、担当者のおよそ半数が女性で、日本協会側でチェックした担当者にも女性が含まれていました。
会議の際にも、「女性蔑視や卑猥という意見は特に出なかった。アンテナに引っかからなかった」ということです。
果たしてこれは女性蔑視なのでしょうか、それとも過剰反応なのでしょうか。
「なんやいうたら、もうすぐみんなこうやってバーッてなるんやなぁー。なんか言いたいのか、みんな」
なにかと批判的な意見が出がちな昨今の風潮を嘆く北野誠。
批判の声が続出
「ディフェンス練習が、ほぼ、ぶつかり稽古」
「選手より、戦士です」
「時速100キロを、6mからぶん投げます」
こういった計35枚の垂れ幕はおおむね好評。
しかし、「ハードプレイがお好きなあなたに」「手クニシャン、そろってます」の2枚は問題視され、
「信じられないほどひどい」
「このキャッチコピーはダメでしょう」
「マジでキモい。選手に申し訳ないと思わないのか」
といった批判が殺到しました。
しかし、協会側の説明では、ハンドボールは身体的な接触が多いスポーツであり、体当たりすることをハードプレイと表現するということ。
「手クニック」は卑猥な表現ではなく、あくまでも「ハンド」に引っ掛けたダジャレだったということです。
「お前が卑猥なんちゃうの?」
「これ文句付けてる方ね。お前、卑猥な考え方してるからやろ。言うたらお前が卑猥なんちゃうの?」
このフレーズに過剰反応する人たちこそが、卑猥だと主張する北野。
北野「ハードプレイっていう言葉を、卑猥と取るか取らないかっていうのは、これ本人の資質じゃないの?」
大橋「そっちの方がセクハラや!みたいな」
北野「普段ハンドボールの女子の大会で、『今日のプレイハードプレイだったね!』って言うてるかもしれんやん。そん時に、『なんてお前シモネタ言ってんねん』って言うの?
『手クニシャン』っていうのは、手がクニシャンでちょっとダジャレっぽくて。卑猥な取り方せえへんかったら、別に卑猥じゃないねんけどね」
大橋「ハンドボールの"ハンド"ですもんね」
マジシャンもテクニシャン
「例えばマジシャン誉める時に、『すげぇテクニックやね!』っていったら、それ卑猥なんかな?」
北野は新たな例を出して疑問を投げかけます。
技術がある人=テクニシャン。
「『すごいあのマジシャンはテクニシャンですよ』って言うた時に、『卑猥やわー』。テクニシャンってそれしか使えないのかな?ってすごい思っちゃうんですよ」と北野。
今回の場合も、選手間同士で「ハードプレイ」という言葉に違和感がなければ、問題ないのではないか。
勝手に「卑猥」と取るほうに問題があるのではないかというのです。
逆に問いたい
ニュースでも「今日はハードなプレイが相次ぎましたね」というコメントがあるという大橋。
「『ありえへん、NHKがハードなプレイなんて。抗議せな!』って。あなたがどう考えてるの?そのハードなプレイを『ハードなプレイって何を指してハードなプレイなの?』って逆に問いたくなりますね」
「ハードプレイ」に文句を付ける人たちに疑問を投げかける北野。
「受け取る側が勝手にそうやって『卑猥だ!』って言ってるけど、『あんたの頭が卑猥じゃねえの?』って。まっ、俺に言われたくはないでしょうけど」
このフレーズを考えた女性や、吟味した女性たちが「ハードプレイ」という言葉でエッチなことを思い浮かべなかったということに着目します。
「その方たちは、ハードプレイっていう言葉がシモネタにつながるかどうか、考えてない純粋な方やったんじゃないですか?
邪な考えで、勝手なことを妄想して、『これはダメだ!卑猥だ!』って言うてる人の方が卑猥やったりするんじゃないでしょうか」
今回の件は明らかに過剰反応であり、批判した人の方が卑猥だ、とまとめた北野でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2019年03月06日13時14分~抜粋