10/23放送の『北野誠のズバリ』、佐藤実絵子が気になる話題を紹介する「佐藤実絵子の 世界まるみえこ」のコーナーでは、猫好きの間で話題沸騰中の「ネコ家具」について取り上げました。
「ネコ家具」とは、その名の通り猫が使うために猫専用に作られた家具。
人間用のソファやベッドが品質そのままに、猫用のミニサイズで販売されているというのです。
ネコ家具でPR
この「ネコ家具」を専門で作っているのが、福岡県大川市の「大川家具」。
大川家具は、インテリアショップのバイヤーやインテリア好きの間では大変に有名な存在なのですが、一般の認知度は低いといった状態。
この「大川家具」を広く知ってもらうために大川市が考え出したのが、この「ネコ家具」というわけです。
小さい家具を作ることで職人のスキルの高さが伝わるのではないかという発想から、昨今の猫ブームに乗る形で「ネコ家具」の製作がスタートしました。
大川市は手始めに、ベッドを立野木材工芸株式会社、ソファを広松木工株式会社にそれぞれ依頼したのですが、そこには思わぬ問題点があったといいます。
美しい仕上がり
「猫用のベッド」と聞くと、ただ単に人間用のベッドを小さくすればいいのでは?と思いがちですが、そんなに単純なことではありませんでした。
小さいサイズの金物部品が存在しないため、一つ一つの部品を木で代用して作らなければならなかったのです。
さらに強度の問題もクリアになるように、試行錯誤を重ねました。
完成した「ネコ家具」は、まさに人間が使っている家具のミニチュアサイズ。
すのこもしっかり綺麗に作られており、木のカーブもかなり精巧で美しい仕上がりです。
改良にどんどん改良を重ねて、耐久性にも優れた家具になっているとのことです。
海外からの問合せ殺到!
しかしその完成度の高さゆえ、値が張る商品であることは確か。
ネコ用ベッドが11万円(税・運賃別)と聞いて、「ハハハハハ!」とつい高笑いの北野誠。
ですが、「結局、こども服が高いのと同じ。手間一緒やねん。作る工程では職人さんの作業とかは同じやねん」と理解を示します。
この金額にもかかわらず、アメリカ・ベルギー・スペイン・フランス・香港・タイ・シンガポール・オーストラリアなど、海外からも問い合わせが殺到しており、2018年3月末時点では実売が3件、商談中が3件あるとのこと。
佐藤いわく、「ネコ家具」は「リアルシルバニアファミリー」。
一方、「これで猫寝なかったら残念極まりない」とネガティブな想像をする松原タニシ。
拡大するネコ家具
猫用ソファは実際のサイズの42%の縮尺で作られたもので、なんとすでに8本受注済みなんだとか。
大川家具のHPには、アンティーク調の猫用ソファが4種類掲載されています。
この「ネコ家具」は、現在大川市のふるさと納税の返礼品となっていて、猫用ベッドとナイトテーブルは納税額44万円、ソファは37万2,500円。
現在では、前述の2社以外の他の家具メーカーも協力体制にあり、大川家具の「ネコ家具」の種類はどんどん増えてきているということです。
「大川家具のHPにあるPR動画が、猫好きの人にはたまらないかわいさ」と佐藤。
11/10と11日には東京・代官山のT-SITEで「ネコ家具EXPO」も開催されます。
「動画だけでも癒されるのでぜひチェックしてみてください!」と、おススメする佐藤でした。
(minto)
北野誠のズバリ
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2018年10月23日14時43分~抜粋