これからの季節、キャンプやバーベキューといったアウトドアに出かける機会も多くなりますが、毎回困るのが火起こしです。
最近、綿埃を使ったカラフルで火がつきやすい着火剤が開発され話題となっています。
4月26日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』「SDGsのつボ」では、意外なものから生まれた着火剤に関する話題です。
今治タオルから出た「副産物」が新しい特産品に?
埃が有効活用できる?
つボイノリオがリスナーからの投稿を紹介します。
「埃から誇りになるかな?愛媛県の今治と聞くとタオルを連想しますが、その今治でカラフルな着火剤『今治のホコリ』が売れているそうです」(Aさん)
今治タオルと言えば、高級なタオルの一大産地として有名。
この『今治のホコリ』は、今治市の西染工株式会社が発売したもので、なんとタオルから出た埃から生まれた着火剤なのです。
タオルを乾燥機で乾かすと、内部にたくさんの綿埃が溜まります。一般家庭でも、時折乾燥機の埃を取り除いているのではないでしょうか?
西染工では、この綿埃を集めてキャンプやバーベキューなどで使える着火剤として売り出したのです。
「埃から誇りになるかな?愛媛県の今治と聞くとタオルを連想しますが、その今治でカラフルな着火剤『今治のホコリ』が売れているそうです」(Aさん)
今治タオルと言えば、高級なタオルの一大産地として有名。
この『今治のホコリ』は、今治市の西染工株式会社が発売したもので、なんとタオルから出た埃から生まれた着火剤なのです。
タオルを乾燥機で乾かすと、内部にたくさんの綿埃が溜まります。一般家庭でも、時折乾燥機の埃を取り除いているのではないでしょうか?
西染工では、この綿埃を集めてキャンプやバーベキューなどで使える着火剤として売り出したのです。
実は火がつきやすい性質を持った綿埃
小高直子アナの説明に、想像していたものと違うと驚くつボイ。
つボイ「着火剤っていうから火薬っぽいものかと思いきや、埃」
小高「タオルですよ」
乾燥機に溜まった埃は、きちんと取り除かなければ内部でショートして火災を引き起こす危険があることから、「埃=火がつきやすい」という特徴があるということは知られていました。
乾燥機に限らず、洗濯機などでも埃は溜まったら定期的に取り除くよう説明書には注意書きがあります。
この火がつきやすい特徴を逆手に取って、アイデア商品として開発されたのが『今治のホコリ』。
ファイアースターターや火打石を使って火花で着火できるとのことです。
つボイ「着火剤っていうから火薬っぽいものかと思いきや、埃」
小高「タオルですよ」
乾燥機に溜まった埃は、きちんと取り除かなければ内部でショートして火災を引き起こす危険があることから、「埃=火がつきやすい」という特徴があるということは知られていました。
乾燥機に限らず、洗濯機などでも埃は溜まったら定期的に取り除くよう説明書には注意書きがあります。
この火がつきやすい特徴を逆手に取って、アイデア商品として開発されたのが『今治のホコリ』。
ファイアースターターや火打石を使って火花で着火できるとのことです。
産業廃棄物が70%も削減
商品写真を見たつボイは、きれいな色をにびっくり。乾燥機や洗濯機の綿埃と言えばちょっと汚い色を想像していただけに、意外だったようです。
小高「洗濯機の埃だとね、どす黒い感じの色を想像しがちですが、そうじゃないんですよ。すごくカラフルなんです。たくさんの色の線維が混ざっちゃうと、どどめ色になっちゃう」
家庭の洗濯機や乾燥機は、様々な色の衣類を洗ったり乾かしたりするから、薄汚い色になりますが、タオルの製造現場では、同じ色のタオルだけを集めて乾燥機にかけており、その色の埃しか発生しないそうです。
乾燥機などから出た綿埃を色分けして集めておき、きれいに見える色の組み合わせを選んで箱詰めし、売っているとのこと。
そのため、販売する時期によってできる着火剤の色の組み合わせは違います。買う時も色は選べず、お楽しみということになるそうです。
つボイ「でも見ている限り、どの色の組み合わせもきれいでカッコいいですよ」
昨年2月に販売を始めたところ人気商品に。本来なら捨てていた綿埃を捨てずに済むということで、廃棄が70%削減されました。
別のリスナーからも『今治のホコリ』に関する投稿が。
「石油系ではないので、燃やしても嫌な臭いが出ない上にほぼ燃え尽きるので、新聞紙などと比較してゴミが出ないことも人気の理由だそうですよ」(Bさん)
タオルそのものだけでなく、埃も特産品になるということは、Aさんのお便り通り「埃が誇りになる」ことで間違いないと、締めくくるふたりでした。
(葉月智世)
小高「洗濯機の埃だとね、どす黒い感じの色を想像しがちですが、そうじゃないんですよ。すごくカラフルなんです。たくさんの色の線維が混ざっちゃうと、どどめ色になっちゃう」
家庭の洗濯機や乾燥機は、様々な色の衣類を洗ったり乾かしたりするから、薄汚い色になりますが、タオルの製造現場では、同じ色のタオルだけを集めて乾燥機にかけており、その色の埃しか発生しないそうです。
乾燥機などから出た綿埃を色分けして集めておき、きれいに見える色の組み合わせを選んで箱詰めし、売っているとのこと。
そのため、販売する時期によってできる着火剤の色の組み合わせは違います。買う時も色は選べず、お楽しみということになるそうです。
つボイ「でも見ている限り、どの色の組み合わせもきれいでカッコいいですよ」
昨年2月に販売を始めたところ人気商品に。本来なら捨てていた綿埃を捨てずに済むということで、廃棄が70%削減されました。
別のリスナーからも『今治のホコリ』に関する投稿が。
「石油系ではないので、燃やしても嫌な臭いが出ない上にほぼ燃え尽きるので、新聞紙などと比較してゴミが出ないことも人気の理由だそうですよ」(Bさん)
タオルそのものだけでなく、埃も特産品になるということは、Aさんのお便り通り「埃が誇りになる」ことで間違いないと、締めくくるふたりでした。
(葉月智世)
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