CBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』で不定期に放送される人気コーナーのひとつが「トイレのコーナー」。
10月18日の放送では、このコーナーがないにもかかわらず、トイレの話題でもちきりとなりました。
つボイノリオと小高直子アナウンサーが投稿を読み上げます。
トイレに車が…
リスナーから「トイレに車が突っ込んだ」というおたよりが届きました。
「京都の東福寺のトイレに車が突っ込んで、出入り口の扉を大破させたと。しかも、バックで突っ込んでいったとか」(Bさん)
つボイ「突っ込んだのは30歳の男性です」
小高「京都古文化保存協会の男性職員です。たぶんお仕事の関係で行って、車を出すときにギアをバックにしたままアクセル踏んだらしい」
つボイ「保存の人が壊したらいかん」
自動車が突っ込んでしまったこのトイレ、実は日本最古という、大変歴史的なものだったのです。
京都の東福寺にある東司(とうす)というお寺の便所。
曹洞宗では「東司」、臨済宗は「雪隠(せっちん)」と呼称が替わります。
「人身事故でなくてよかった。これはつボイさんが肥溜めに落ちたのとは雲泥の差ですね」(Cさん)
トイレといえば思い出されるのが、つボイの逸話。
つボイ「この人は私のように落ちてないですからね。壊しただけです」
最古最大のトイレ
このトイレは最古であるとともに規模も最大で、なんと70近い個室があるそうです。
つボイ「ギネスでいっせいにブリブリと何人でできるかですよ」
小高「トイレに行くことも、修行のひとつでいろんな決まりがあるそうです」
つボイ「どういう決まりでしょうね。全部いっぺんに出さない。お茶と同じで1回、2回、3回と分けて出す、とか」
かつて京都でラジオ番組を持っていたつボイですが、このトイレを利用したことはないそうです。
つボイ「私はちょっと使ってみたいですね。最古最大のトイレで旅の思い出としてしてみたいというのはあります。
京都の有名料亭の前を見たことはある。けど見るだけではいかん。そこで食わないといかん。トイレは、してこそのトイレや」
東司の使用所作
もうひとつ、東福寺といえば「もみじ」です。
「十数年前、もみじの時期に行きましたが、通天橋からのもみじは最高です」(Dさん)
つボイ「東福寺のもみじは本当にきれいです。他のところは交通渋滞が大変ですけど、あそこは電車でスッと行ったらスッと降りて見れるというところがいいです」
さらに「東司の使用所作は厳しい」という投稿も届きました。このような所作があるようです。
1.着衣を竿に干す
2.紙に記号を書いて入る
3.怒声や笑声はダメ。また扉の外から催促などはしてはならない
4.桶に水を入れて右手で持つ
5.左手で門扉を開ける
小高「怒ったり、声を出してはだめだけど『う~ん』とかは?」
つボイ「出た後、『は~』はあるよね」
そのくらいは許してほしいですが、トイレも修行のひとつで作法があるという話です。
厳しいトイレ修行
さらにこのような投稿も。
「東福寺の東司はいまは使用できませんが、いま使える一般のトイレも風情のあるものです。
昔のトイレの修行の厳しさの際たるものは、いつでも行けるものでなく、トイレに行く時間も決まっていたらしいということです」(Fさん)
トイレひとつとってもいろんな話が膨らみます。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年10月18日09時44分~抜粋