『つボイノリオの聞けば聞くほど』で毎週金曜に放送されているコーナーが「誰かとどこまで~およそ7円の旅」。
かつて放送されていた『永六輔の誰かとどこかで』(TBS系)の1コーナー、「七円の旅」をオマージュしたコーナーで、毎週日本や外国のとある場所を取りあげています。
2月25日放送のテーマは「兵庫県」。
リスナーの思い出などを綴ったおたよりを、パーソナリティーのつボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介しました。
兵庫県は日本で唯一の場所
兵庫県は近畿圏にあるのは知られていますが、地理的に珍しい特徴があります。
「兵庫県というのは、東西に県境を接する県では佐賀県と並び、南北に海のある数少ない県です。
気候も南北で違い、たぶん文化も違うでしょう」(Aさん)
端にある青森県と山口県を除くと、日本海側と太平洋側、両方の海岸を持つ県で、それだけ南北に長い県といえます。
おたよりの続きです。
「兵庫県で名所として知られるのは、姫路城、宝塚歌劇団、甲子園球場、玄武洞、旧余部鉄橋、山陰海岸などがありますが、知られていない名所も数多く存在しています。
中でも竹田城跡は、雲海に浮かぶ城跡の映像をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
2年前、塩見(啓一アナウンサー)さんの故郷(京都県福知山市)とセットで行きました。
播但線の竹田駅近くに登り口があり、駅からもチラッと山頂が見えます。
1時間ほどで山頂に立て、入山料が必要で当時500円、標高353mの城山です」
竹田城跡は姫路から電車で行くのに時間がかかりますが、雲海で大人気のスポットです。
今も元気な商店街
スケールの大きな話をしたあと、すごく身近な話に変わります。
「兵庫といえば、尼崎商店街。私がよく遊びに行くのは、(住んでいる大阪府の)隣県にある尼崎で、同じ市外局番が06の仲間ですし、阪神の尼崎駅を降りたらまず目にするのが大きな尼崎中央商店街。
タイガースの優勝マジックを日本一早く出すことで有名です。
いま全国の多くでシャッター商店街になっていますが、尼崎は元気ですよ。
お安いスーパーからさつま揚げの名店までいろんなお店がありますが、ひときわ目立つのが立ち飲み屋さん。
メニューにはどこから仕入れたんだという変わった食材があり、特に赤エイの肝刺しはとてもおいしく、活気のある商店街は昭和の懐かしさを感じます」(Bさん)
商店街の中でも「中央一番街」や「サンロード」「三和本通商店街」と、縦横いくつかに分かれていて、全体として大きな商店街となっています。
つボイも行ったことがあり、「私、あそこのがんこ寿司で食ったことがある」と、関西人なら誰もが知っているフレーズが出てきました。
神戸の商店街で名物発見!
最後は、兵庫県の地元の方ならではのおたより。
「神戸市兵庫区には湊川という所があり、名古屋では大須に(イメージが)近い場所ですが、そこに昔から存在する『人工衛星饅頭』というおやつを売っている大吉屋さんというお店があります。
先代の店主がソ連のスプートニク衛星を観て、『これや!』と名付けたそうです。
中身は回転焼ですが、形状を人工衛星に見立てて少し平らにしています。
値段は1個90円で、軽いおやつにピッタリです。
ちなみに近くの商店街には立ち食いの串カツ屋さんや、しょうが味の冷やしあめをグラスで飲ませてくれる店もあったりと、大変庶民的な所です」(Cさん)
神戸というと、異人館や旧居留地のイメージが強いかもしれませんが、オシャレな場所と庶民的な場所が混在しているのも、神戸の魅力といえますね。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2022年02月25日10時49分~抜粋