俳優の千葉真一さんが8月19日に亡くられたことが報じられました。
7月末に新型コロナに感染し、8月8日に入院されていたとのことです。
8月20日放送『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、千葉さんが出演された作品を通じて、リスナーが抱くそれぞれの思い出を綴ったおたよりを紹介しました。
キイハンターに興奮!
千葉さんといえば、アクションスターのイメージが強く、82歳とは思えないほどお元気だった印象があります。
「不死身だと思っていました。僕らよりも運動能力があるし」(Aさん)
「小学校の頃、スキー場で滑っている姿を拝見したことがあります。
当時は『誰?』と言っていたのですが、父が興奮していたのを思い出します」(Bさん)
スキー姿だとサングラスやウェアなどで、外見がわかりにくいものですが、それだけオーラがあったということでしょう。
千葉さんの代表作の1つといえば、『キイハンター』(TBS系)。
1968年(昭和43年)から5年間放送されていた人気アクションドラマで、土曜21時から放送されていました。
「土曜の夜、人間技とは思えないド迫力のアクションが、今でも忘れられません」(Cさん)
「テーマソングが流れるだけでもワクワクしました」(Dさん)
土曜夜の楽しみだった
50年近く経った今でも、作品を鮮明に覚えているという方も。
「1番興奮してハラハラしたのは、ニトログリセリンを運ぶ敵のトラックのコンテナに乗り込み、処理を任されるという話。
激走するトラックに飛び乗り、コンテナに忍び込むのですが、そこには衝撃を与えないように、複数のニトログリセリンのガラス容器が上からバネで吊るされています。
それを処理するため、慎重に取り外していくのですが、よりによってその時にトラックが悪路に入り暴走。
バネから外れた時にあわててキャッチし、ホッとするのもつかの間、あっちのバネが外れてまた片手でキャッチという…」(Eさん)
また、土曜21時という時間帯から、こどもの頃に観ていたという方も多かったようです。
「土曜夜9時からの放送だったので、眠いのをガマンして観ていた記憶があります」(Fさん)
「ドリフの『8時だョ!全員集合』(TBS系)の後で見るのが楽しみでした」(Gさん)
昔は学校の休みが日曜だけだったため、いつもより夜ふかしできるのが土曜だけで、土曜の夜は特別だったという方も多いのではないでしょうか。
アクション映画以外にも出演
もちろん、代表作は『キイハンター』だけではありません。
「千葉真一さんのイメージを一新させたのが、映画『仁義なき戦い 広島死闘篇』(東映)」(Hさん)
「千葉さんといえば、映画『トラック野郎』でジョーズの絵を描いたタンクローリーに乗っていた姿を思い出しました」(Iさん)
「『戦国自衛隊』や『里見八犬伝』、『将軍家光の乱心 激突』、いろいろありました」(Jさん)
『将軍家光の乱心 激突』のエンドロールでは、千葉さんは出演者だけではなく、アクション監督としても名を連ねています。
そして、JAC(ジャパンアクションクラブ、現:ジャパンアクションエンタープライズ)の創設者としても有名です。
「千葉さんがいなければ、志穂美悦子さんも真田広之さんもいなかったのではないかと思います」(Kさん)
日本の芸能界に多大な功績を持つ千葉さんですが、そのバトンは、同じく俳優で息子さんの新田真剣佑さんと、真栄田郷敦さんが引き継ぎます。
最後につボイは、「本当に残念なニュースが伝わって参りました」と語りました。
(岡本)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年08月20日09時23分~抜粋