若気の至り、若気の過ちという言葉があるように、若い頃というのはいろいろと恥ずかしいことや間違うことが多いものです。
7月5日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』、「バカ息子、バカ娘のコーナー」では、この日も「我が子のバカ自慢」が繰り広げられました。
「子のバカを正すべき親自身も、その昔は同じようにバカだった」。子育て中はこの真理を、棚に上げなければいけないようです。
言いたいことも言えなくなる
「今日から中2の次男は中間テストです。昨日も、『部屋で黙々とテスト勉強してるのかな』と思ってたら、突然大声で歌い出したんで『どうした?』と尋ねると、『BTSの新曲を練習してた』とのこと。『おい! 明日からテストだろ!』と怒鳴ろうと思いましたが、『自分も同じだったなぁ』と当時を思い出して、『ほどほどにな』とそっとドアを閉めました」(Aさん)
「こういうときに限って、曲が浮かんできたりとか」と納得するつボイノリオ。勉強しなければならない時に、なぜか違うことに頭が行ってしまうのは、"あるある"かもしれません。
つボイは続けて、「この人の親としての立場もよくわかります。私も子育てして思いました。子を導く時、しつける時、叱る時、自分を棚に上げんとできんなぁ」と笑います。
「自分のことを思いながらやってると、言いたいことも言えなくなります。それは棚に上げて、叱ってやってください」と、子育ての根幹となる考え方を語るつボイ。
勉強で頭が活性化!
「私も試験勉強の時に限って、3年前に買った20巻くらいの長編マンガ、1巻から読みたくなって、読んでた」と笑う小高直子アナウンサー。
勉強中に詩や曲が浮かんできたというつボイは、「ちょっと待てー! 試験が終わったら、ガンガンこういう作詞・作曲活動をやるぞ!」と大張り切り!
ところが、「試験が終わったら何も浮かばへん。残念やわ…」。つボイは寂しそうに呟きます。
「この現象を構造的に理解するなら、頭のどこかの部分を使うと、他の部分もガーッと活性化してくるということです。受験勉強で頭を使ったら、作詞能力・作曲能力も合わせて活性化される。試験が終わって『もうええわ~』ってなると、曲もなんにも浮かんでこない」
頭の仕組みをこう解き明かすつボイ。
「ええー!高校行くの?なんで?」
「昨日は個別指導の塾で三者懇談がありました。息子は小5、受験ではなく、学校の授業がアップアップなので行かせています。
懇談中、『次、受験するのは高校やね』と先生が言いました。すると息子は『ええー!高校行くの?なんで?俺ね、YouTuberになりたいんだけど』。
それを聞いてビックリした私。いやいや、高校は行ってほしい。息子の夢は知っていましたが、こんな反応とは思いませんでした」(Bさん)
そんなBさんの息子に、先生はさすがの一言を浴びせました。
「YouTuberになるにも、いろいろと学ばなければならないことも多いんだよ」。まさしくその通りです。
「息子の夢の熱心さを知るとともに、勉強も学ぶことが多いので、した方がいいと伝えていくのがこれからの課題だと思いました。もう少し成長するとわかってくれるんでしょうかね」(Bさん)
立派なYouTuberになるために
Bさんのこの話に、「身近な例でいうと、『観てもらう回数が増えればいい!』と言ってやってるけど。『これ、〇〇法違反ですよ』とか。いっぱいこのごろYouTuberは捕まってますやん」とつボイ。
「あれはやっぱり、勉強が足りんわけや。勉強せんと、立派なYouTuberにはなれない」と、増え続ける迷惑系YouTuberに物申します。
小高は先ほどの話題を思い出し、「『1週間、2週間勉強せなあかんの?』って思った時に、『芸能界で一発あてて、大金持ちになるんだ!』とか思ってたからね、私も」と意外な告白。
小高「甘え考えだったなっていうのは、大人になってからわかる」
つボイ「繰り返します。自分のことを棚に上げて、こどもを指導してやってくださいということです」
この日の格言は、「子育ては自分を棚に上げてするべし」だったようです。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2021年07月05日10時03分~抜粋