9月になったのに相変わらずの暑さです。
そんな中、3日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、リスナーAさんから「北海道でカラスがゴミ集積場から食べたゴミで食中毒になり5匹が死んだそうです」とのメールが寄せられました。
カラスの集団食中毒…ミステリーのようなこの話題を、つボイノリオと小高直子アナウンサーが紹介します。
カラスは知恵が足りない?
カラスは賢い鳥と言われています。
そのため野生の本能で「これは危険」「これは大丈夫」と敏感に察知できるなら、食あたりなど起こるわけがないと思いがちです。
つボイ「ある人が言ってましたけど、カラスも頭がいいのか悪いのか、途中から無精になって、人の食べ残しをあさるようになった。
昔は、山や野に行ったりして新鮮な虫を食べていたのに、人々の食べ残しに味を覚えて、夏にあんなもん喰ったら腹壊す、という知恵がまだない奴と違うんか、ということです」
ここからつボイの言葉にカラスが乗り移ります。
つボイ「カァ、これはおいしいぞ、カァ、止めた方がいいぞ…、こういうコミュニケーションがとれてないんですよ」
小高「今年特有の話でしょうかね。そういう話は毎年あるのでしょうかね?」
食中毒になるカラス
実はこのカラスの食中毒死は、毎年のように見られる現象で、大体、8、9、10月が多いそう。
このニュースを伝えた北海道文化放送によれば、カラスの繁殖期は4月から7月にかけてで、ひな鳥は10月ごろ独り立ちの時期を迎えます。
それまでは集団で行動することが多く、ごみをあさるのも集団で行います。幼いカラスは食中毒の原因となる菌への耐性が低いのです。
そのため免疫力の弱いカラスが集団でゴミをあさり、食中毒を起こして死に至った、ということだそうです。
つボイ説もまんざら間違ってはないようです。
バタバタ、ブリブリ
ところが、小高とつボイは別のことを心配します。
小高「しかし、お腹こわしたカラスもけっこう人間に迷惑をかけそうな気がしますけど」
つボイ「飛びながらな。あ、我慢できん、バタバタ、ブリブリ、バタバタ、ブリブリ」
カラスのブリブリ弾が空から降ってくるわけです。
小高「あと不思議なのは、鳥って健康なフンもお腹こわしてるような感じですけど」
つボイ「人間は食べてすぐ出るのは下痢やないですか。鳥は空中で食べたらすぐ出さないとあかんから、どんな健康な鳥でもブリブリなんです」
小高「それがお腹こわすとどうなるんでしょうかね」
つボイ「もう悲惨です。食べる前から出ます(笑)」
カラスにキャットフード
この話題にリアクションが届きました。
「うちの会社にいる猫に外でキャットフードをあげると、電線から様子を見ていたカラスが飛来してきて、キャットフードにありつくために、毎日、猫との揉めごとを起こしております」(Bさん)
突然つボイにカラスと猫が乗り移ります。
「カー」「にゃあ」
「カカァー」「にゃにゃあ」
「カカカァー」「にゃにゃにゃあ」
つボイ「1回鳴いたら1回鳴く、2回鳴いたら2回鳴く。工夫があるやん。ちゃんと会話しているなという。ラジオでの新分野です。なかなかこういうところにベテランの人は踏み込まない」
あえてそこに踏み込む、芸歴おそよ50年のベテランパーソナリティです。
猫とカラスの戦い
Bさんによれば「最後には猫が逃げていきます」とのことでした。
つボイ「猫の方が強そうに見えますが、くちばしはかなりの武器でしょうね。猫とカラスの戦いはYouTubeで見たことない。見てみたいですね」
カラスについてのおたよりはまだまだたくさん届いたそうです。カラスはどうも身近なやっかいもののようですね。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年09月03日09時01分~抜粋