特別定額給付金を装った特殊詐欺が増えています。
人々の心が不安定な時期は、詐欺集団にとっては絶好の機会となってしまうのです。
5月18日放送の『つボイノリオの聞けば聞くほど』、「オレオレ詐欺のコーナー」には、新手の特殊詐欺に関するおたよりが多く寄せられました。
自身も参加した楽曲「オレオレ詐欺のドナタ」に乗せて、つボイノリオがおたよりを読み上げていきます。
息子を装った男からの電話
「新型コロナウイルス感染拡大で全国民に10万円を配る特別定額給付金に便乗した、ニセ
電話詐欺が各地で発生中。犯人グループは『コロナは平気?』と気遣うふりや、コロナ対策本部職員を装うなど、新手を次々と繰り出してきております。
静岡市葵区の70代の女性宅に4月9日、息子を装った男から電話がありました」(Aさん)
普段は音沙汰のない息子から電話が来たとしても、コロナ禍においてはなんら不審に思うことはないでしょう。
詐欺集団にとっては、おあつらえ向きといえます。
「『大丈夫?』と電話があった翌日には、『小切手をなくしたので金を貸して。さいたま市まで来てほしい』などと頼まれ、女性はさいたま市を訪れました」(Aさん)
息子の危機を救うべく、女性は自粛期間にもかかわらず県を越えて埼玉まで出向いたのです。
10万円給付に便乗する詐欺
「後輩を騙る若い男に150万円を渡してしまいました。
これだけオレオレ詐欺が話題となっているのに、私たちも70代。犯人たちの巧みなあの手この手で引っかかてしまうんでしょうか。コロナ詐欺がこんな時期に、悲しくてさみしいことだと思いますけど、気をつけないといけませんね」(Aさん)
固定電話への着信には出ないようにしているというAさん。
知らない番号からの電話には出ない人が増えているというのもうなずけます。
「今朝(5月4日)の新聞の折り込み広告に、緑警察署から『10万円給付に便乗した詐欺の注意』が入っていました。
『ATM操作を支持する、手数料の振り込みを求める、暗証番号を尋ねる、そんなことは絶対にやりません』と書いてありました。
緑署生活安全課から、みどりっちも注意してます」(Bさん)
「みどりっち」という謎のワードに「ああ、ゆるキャラね」と即座に反応する小高直子。
「みどりっち」とは、名古屋市緑区のマスコットキャラクターです。
すべての地域で要警戒!
実際に警官を装う詐欺も横行しています。
「警察官を名乗る人物が、『新型コロナウイルス詐欺の被害者名簿にあなたの名前が載っているんです!』などと語る不審な電話が24日、愛知県内で相次ぎ、愛知県警が『詐欺の可能性もある』と注意を呼びかけております。
愛知県警によりますと、蒲郡市内の高齢者宅3軒に、蒲郡署生活安全課の警察官を名乗る男から電話があり、電話を受けた高齢者は不審に思って切ったために被害はなかったということです」(Bさん)
このニュースには、ほかにも多くのリスナーからおたよりが寄せられました。
小高「また蒲郡で起こる可能性もあるし、他の地域で模倣があるかもしれないもんね」
つボイ「電話ですから、遠くも近くも関係あらへんから」
リスナーに注意を促す2人。
進化する特殊詐欺に引っかからないように、より一層慎重になる必要がありそうです。
(minto)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2020年05月18日10時05分~抜粋