予想の9倍の価格で落札
4月10日、元メンバーのポール・マッカートニーさん直筆『ヘイ・ジュード』の歌詞が91万ドル(約9,800万円)で落札されたと、競売会社が発表しました。
この競売はビートルズ解散50周年を記念して行われたもので、落札額は予想の約9倍だったそうです。
1964年(昭和39年)に実施された、初の北米ツアーで使用した「ザ・ビートルズ」のロゴ入りドラムヘッドは20万ドル(約2,160万円)で落札されるなど、変わらぬ人気を誇っています。
「有名な話なのかもしれませんが、『ヘイ・ジュード』は、ポールがジュリアン(メンバーであるジョン・レノンの長男)のために作った曲だとは知りませんでした。
それにしても、直筆歌詞の原稿がどんな紙切れなのか知らんけど、1億円というのはどうですかね。イマイチ、価値がわかりませんが」(Aさん)
別にものすごく高級な紙に書かれているわけでもなく、ある意味サイン色紙と同じように思ってしまいますが、世界的に有名な曲が誕生した時に使った唯一の紙というところに、ファンからすると大きな価値があるのかもしれません。
1億円を元手に商売!?
1億円もの大金を払って、美術品のように飾っておくのか、さらなる値上がりを待つのかはわかりませんが、ここでつボイが歌詞の使い道を考えます。
つボイ「これを手に入れた人は、歌詞が書いてある紙を買ったわけや。ということは、この歌詞を読み上げたりするのも自由ですよね。新聞とっとる人で、声を出して読む人がおったりするやん。
この歌詞を読み上げる商売はできへんやろか。知的所有権の問題はあるということはわかってますよ。俺の持ってる紙に書いてあることを俺がやってアカンのかという話や」
ここで小高アナはすかさず、「アカン」と即答。
知的所有権を自ら持ち出した時点で、ダメだということは百も承知。
ただ、1億円も出したのなら、歌詞印税も少しは欲しいところです。
つボイ「書いてある文字を買ったんやで!この文字は自分のもんと違うんか!」
小高アナ「例えば朗読会なんかも、(本の著者などに)それなりの料金もしっかり払ったり、許可を得て朗読するの。自分が持ってる本でも」
つボイ「それは印刷したもんや。こっちは直筆のもんや。アカンか?」
小高アナ「つボイさんが時々即興で作ってる歌、あれも(直筆の紙は)……」
つボイ「売るよ!1億とは言わんでも、100万でも200万でも売ったるわ。安く」
小高アナ「まず読めるように書いて!」
つボイ「失礼しました……」
子どもが外で遊びにくい状況の中、多くの一般の人が絵本読みきかせのYouTube動画をアップして人気を得ていますが、ほとんどが出版元に無許可でやっているものですので、法的には問題があるものです。
やはり、この直筆の歌詞は大事にそっと保管しておくもののようですね。
(岡本)