1月24日の『つボイノリオの聞けば聞くほど』では「悪徳詐欺のコーナー」を放送しました。
「オレオレ詐欺」に始まり、様々な手法の詐欺事件を紹介するこのコーナーですが、今回はいま話題の「国際ロマンス詐欺」事件について取り上げました。
「この詐欺も昔からあるものが進化したもの」とつボイは言います。
その代表例が結婚詐欺師として歴史に名を残すクヒオ大佐。
一見、あり得ないような肩書きの人に、女性はなぜだまされるのでしょうか。
“国際ロマンス詐欺事件”とは?
いま世間を騒がせている「国際ロマンス詐欺」事件の概要は、次のおたよりの通りです。
「捜査関係者によると、捕まった4人は昨年ソーシャルネットワーキングサービスで知り合った福岡県の50代の女性らに、米軍関係者といつわり交際をちらつかせ『軍を抜けるために金が必要』と嘘をついて、現金数百万円をだましとった疑いが持たれている。他にも複数の被害があるとみて追及する。
今回のグループ以外にも国内で複数の被害が報告されている」(Aさん)
小高直子アナウンサーは、「今まであった結婚詐欺の国際版、しかも直接ではなくSNS上で、ということでしょうか」とまとめます。
「日本人の母性本能をくすぐった詐欺で腹が立ちますね」(Bさん)という感想もありました。
見知らぬ外国人から友だちリクエスト
Facebookでは、こんなこともあるようです。
「そういえば、僕のFacebookにもきれいな外国人女性からの友だちリクエストが複数きていました。
僕は英語が苦手で、まったく興味がないので拒否しましたが、承認していたらひょっとしたら詐欺にあっていたかも。
小高さん、大丈夫でしょうか、ディーン様ばりのイケメン軍人から友だちリクエストが来てませんでしょうか?」(Cさん)
Facebookをやっていないという小高はこう言います。
「詐欺かどうかは別にして、始めると外国の人からの友だち申請がすっごく来るみたいですね」
人の話として聞いている分には冷静になれても、確かに自分にディーン様ばりのイケメンからリクエストが来たら、つい「承認」してしまいそうです。
“クヒオ大佐”結婚詐欺事件
つボイは「国際ロマンス詐欺」事件について、実は昔から使い古された手口だと説明します。
「『国際ロマンス詐欺』のような事例を聞くと、"クヒオ大佐"を思い出してしまいます」(Dさん)
このクヒオ大佐について説明するつボイ。
つボイ「1970~90年代、アメリカ軍人を名乗って、いろんな女性を結婚すると騙してお金をとった人がいました」
クヒオ大佐は、自称・アメリカ軍特殊部隊のパイロットで、エリザベス女王やカメハメハ大王の血筋といって、総額1億円ものお金を騙しとりました。
あり得ない設定なのになぜ騙されるの?と思いますが、怪しい人をいったん信じたら、なかなか人はそこから出られないそうです。
このエピソードは、2009年に堺雅人さんの主演で『クヒオ大佐』(吉田大八監督)という映画が製作されています。
実はクヒオ大佐、純粋な日本人なのです。
小高「そうなんだ!日本の話なんだ」
つボイ「堺雅人さんがちょっとヒゲを生やしてやっています」
小高「想像できる怪しさですね(笑)」
詐欺にご用心!
つボイ「『国際ロマンス詐欺』の方が実際の外国人がやってますから、よりリアルです」
小高「SNSで会ったこともない、というレベルの話ですね」
つボイ「クヒオ大佐は会ってます。映画ではちょっとエッチなシーンもあります」
小高「そんな情報いらん!」
最後につボイは、「繰り返し繰り返しちょっと進化しながら、いろんな詐欺が行われています。むこうは頭使ってますから、注意しないといけない」と、改めて注意を呼びかけました。
(みず)
つボイノリオの聞けば聞くほど
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2019年01月24日10時02分~抜粋