多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

意外と長生き?どこに住んでる?身近な縁起物「マダイ」の生態

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)、毎週木曜日の「愛ちゃんと木村先生」は、加藤愛アナウンサーが、三重大学名誉教授でおさかな博士の木村清志先生から魚に関するあれこれを学ぶコーナーです。

3月14日放送のテーマは、タイの中のタイ「マダイ」。春になると表面がピンク色になることから、この時期のマダイは「サクラダイ」とも呼ばれています。

今回は、私たちにとって身近な魚「マダイ」の生態について、木村先生に教えてもらいました。

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最南端はベトナムのハロン湾?

釣りが趣味の祖父母に連れられて、タイ釣りをしに海に行ったことがあるという加藤。
残念ながらその時は全く釣れなかったそうです。

それでは早速本題に入ります。まずはマダイの生息域から。

マダイは東アジアのみに生息していて、日本では北海道から九州、奄美大島のあたりまで暮らしています。

韓国の南、中国沿岸にもいて、一番南はベトナムのハロン湾なのだそう。

木村先生「実際に、ハロン湾の市場に揚がってました」

現地でマダイが揚がっている様子を、その目で見てきたという木村先生。

沖縄のマダイは九州産

加藤「東アジアだけなんですか?」

木村先生「だけなんです。マダイはね」

加藤「沖縄でマダイってイメージないですね?」

沖縄で売られているのは、九州で養殖したマダイ。沖縄で捕れたものではないのだそう。

多田しげお「不思議ですね。沖縄あたりの海にはいないけど、ベトナムの海にはいるっていうのはね」

加藤「そうなんですよ!中国の沿岸沿いを南に行ったところが、ハロン湾らしいんですけれども」

多田「ベトナムまで行けば、そこが北ベトナムハノイの近くハロン湾、そこにはいる」

加藤「その辺りまでが生息域ということなんですよね」

年齢判定はウロコで

マダイは縁起物としても知られる身近な魚。ではマダイの寿命はどの程度で、どのくらいまで大きくなるのでしょうか。

木村先生「ざっと20年よりは長生きするだろうとはいわれております」

加藤「20年以上、結構長生きの方ですかね」

とはいえ、魚の寿命は実際はまだよくわかっていないところもあるといいます。

タイの年齢はウロコを見て調べるそうですが、これまでに調査された最大のものは16年。
ですが、実際は16年以上長生きするといわれているそうです。

加藤「だから20年以上」

木村先生「っていう風に俗にいわれていますね」

思ったより大きく育つ

マダイと聞くと、大きいものから小さいものまでいろいろなサイズがあるというイメージがあると言う加藤。

実際は結構大きく、多くのものは1メートルを超えるそうです。

多田「えっ?マダイは1メートルまで?」

加藤「1メートルを超えるものも」

多田「『大きいねー』といって30センチぐらいのものはちょこちょこ見ますが。1メートルを超えるタイがいるんですか!」

加藤「会ってみたいですね」

私たちが想像するよりも、実際は大きいサイズに育つマダイ。
重さは、15キロを超えるものもあるそうです。

今回は、マダイの知られざる生態について木村先生に教えてもらいました。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2024年03月14日08時29分~抜粋

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