多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

高齢者に適した筋トレ、「スロートレーニング」とはどんなもの?

健康寿命を延ばすためにお年寄りでも家庭で気軽にできる「スロートレーニング」が話題になっています。

3月5日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、スロートレーニングの方法をCBC論説室の後藤克幸特別解説委員が説明しました。

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筋肉の力

多田は筋トレ、腕立て伏せ、腹筋、ウォーキングを「それなりにやっています」とか。

後藤「超高齢化社会の今ですから、健康寿命、健康で食べて、歩いて、自分らしく過ごす時間を長くするのは大事と言われています。

キーポイントは筋肉の力です。これが衰えると転倒しやすくなる「サルコペニア」という状態、さらに進行すると「フレイル」と言われる虚弱状態となり、介護のリスクが高くなってしまいます」

歳とともにつま先を上げる筋肉が衰えてきて、自分で思っているほどつま先が上がらなくなると、家の中のちょっとした段差につまずいてしまいます。そうならないようにちゃんと筋肉をつけましょう。

スロートレーニング

筋肉の衰えを防ぐために厚生労働省も推奨しているのが「スロートレーニング」と言われるものです。

多田「ゆっくりトレーニングですね」

筋肉にかかる負荷が軽い状態で、動作をゆっくり3~5秒くらいかけて行うものです。

多田「普段やっている動作をあえてゆっくりやりましょうということです」

関節への負担も少なく、家庭の中で簡単にできるということでお年寄りに適した運動と言われています。

やってみよう

具体的にどんな運動があるのでしょうか。

〇イススクワット
イスからゆっくり3~5秒かけて立ち上がって、また、3~5秒くらいかけてゆっくり座る。
(すっと立ち上がることができても、ゆっくり立ち上がる)
これを10回続ける。

〇膝伸ばし
イスに腰かけた状態で、片方の膝をまっすぐ膝が伸びる状態まで3~5秒かけて上げる。
もう一方の膝も同じようにする。
これも10回くらいする。

〇かかと上げ
イスの後ろに立ち、イスの背に手をかけ、かかとをゆっくり上げて、3~5秒キープしてまた下ろす。
(できる人はイスに手をかけなくてもいい)
これも10回くらい。

こういった動作を気付いたら毎日おこなってください。

持続が大事

簡単にできることですが続けることが大事です。これでお年寄りにとっては十分筋トレになります。

歳を重ねると誰でも筋力が低下しますが、転倒のリスクを防ぐためにも、健康を維持するためにも、気軽にできる運動を無理なく続けていきましょう。

多田「これくらいすぐできる、そのくらいの筋肉はあると思う人、その段階から始めてずっと続けることが大事です」

後藤委員も「気持ちも前向きになります」と締めました。

「イススクワット イラスト」などと検索すると、よくわかる画像が出てきますので、参考にしてみましょう。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2024年03月05日08時23分~抜粋

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