12月4日、岐阜県森林研究所と森林総合研究所は、世界三大珍味のひとつ「黒トリュフ」の人工的な栽培に国内で初めて成功したと発表しました。
現在はすべて輸入に頼っているトリュフですが、安定的に栽培できる技術が確立すれば、商品として流通する日も遠くないかもしれません。
1月22日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)では、岐阜県森林研究所の主任専門研究員・水谷和人さんに詳しい話を伺いました。
国内初!岐阜県森林研究所が世界三大珍味「黒トリュフ」の人工栽培に成功
芳醇な球形のキノコ
一般的にはあまりなじみのないトリュフ。そもそも、どういうものなのでしょうか。
トリュフはキノコの一種ですが、マツタケやシイタケとは違い、ゴルフボールのような球形、またはゴツゴツした塊のような形をしていて、土の中に生えます。
独特の香りを楽しむ、西洋料理には欠かせないキノコです。
いろいろな種類があるトリュフですが、頭が地面から少し顔を出しているものは、肉眼でも見ることができるそうです。
トリュフはキノコの一種ですが、マツタケやシイタケとは違い、ゴルフボールのような球形、またはゴツゴツした塊のような形をしていて、土の中に生えます。
独特の香りを楽しむ、西洋料理には欠かせないキノコです。
いろいろな種類があるトリュフですが、頭が地面から少し顔を出しているものは、肉眼でも見ることができるそうです。
オスの豚のフェロモンと似た匂い
トリュフを探す名人であっても人間の力ではなかなか見つけづらいため、ヨーロッパではブタやイヌを使って探すといいます。
トリュフの匂いは、オスブタのフェロモンの匂いとよく似ていることから、メスのブタを使って探していました。
しかし、メスのブタはトリュフを食べてしまうという問題があり、最近では訓練をしてトリュフをかぎ分ける能力を身に付けさせたイヌを使うことが多くなっているようです。
こうして見つけたトリュフは、細かく削っていろいろな料理にふりかけ、その香りを楽しみます。
トリュフの匂いは、オスブタのフェロモンの匂いとよく似ていることから、メスのブタを使って探していました。
しかし、メスのブタはトリュフを食べてしまうという問題があり、最近では訓練をしてトリュフをかぎ分ける能力を身に付けさせたイヌを使うことが多くなっているようです。
こうして見つけたトリュフは、細かく削っていろいろな料理にふりかけ、その香りを楽しみます。
やっぱり「いい香り」
今回、岐阜県森林研究所などが人工生育に成功したのは、2個の黒トリュフ。
どちらも分析資料に使うため研究用に回されてしまい、食べることはできなかったものの、いわゆる「トリュフの匂い」はあったそうです。
多田「香りは本当に『おお!トリュフだ!』という香りでした?」
水谷さん「ヨーロッパの高級なものの匂いを嗅いだことがないので、違いというか比較はできませんでしたが、トリュフっぽい匂いだなっていうのは感じました」
多田「それはやっぱり『いい香りだな』ということですか?」
水谷さん「そうですね、はい」
水谷さんでさえ、ヨーロッパの高級なものは食べたことがないという貴重な黒トリュフ。
この人工生育が軌道に乗れば、日本の食卓に黒トリュフが普通に上る日が訪れるかもしれません。
どちらも分析資料に使うため研究用に回されてしまい、食べることはできなかったものの、いわゆる「トリュフの匂い」はあったそうです。
多田「香りは本当に『おお!トリュフだ!』という香りでした?」
水谷さん「ヨーロッパの高級なものの匂いを嗅いだことがないので、違いというか比較はできませんでしたが、トリュフっぽい匂いだなっていうのは感じました」
多田「それはやっぱり『いい香りだな』ということですか?」
水谷さん「そうですね、はい」
水谷さんでさえ、ヨーロッパの高級なものは食べたことがないという貴重な黒トリュフ。
この人工生育が軌道に乗れば、日本の食卓に黒トリュフが普通に上る日が訪れるかもしれません。
パスタが見えなくなるほどのトリュフ
現在、日本で流通しているトリュフはすべて輸入に頼っています。近年の輸入額は増加傾向にあり、22年の輸入額は約20億円になるなど国内での需要も高まりを見せている状況です。
以前、イタリアでトリュフの収穫を生業としている農家の食卓リポートを見たという多田。
日本ではトリュフをパスタに少量添える程度ですが、その農家の食卓ではパスタが見えなくなるほどのトリュフをお皿の全面にかけて混ぜて食べている映像を見て、大変驚いたといいます。
「ひょっとするとやがて日本でもね、そうなるかも」と、期待度満々で語った多田でした。
(minto)
以前、イタリアでトリュフの収穫を生業としている農家の食卓リポートを見たという多田。
日本ではトリュフをパスタに少量添える程度ですが、その農家の食卓ではパスタが見えなくなるほどのトリュフをお皿の全面にかけて混ぜて食べている映像を見て、大変驚いたといいます。
「ひょっとするとやがて日本でもね、そうなるかも」と、期待度満々で語った多田でした。
(minto)
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