多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

泳ぐ姿が「7」に似てるから?7月7日が「タツノオトシゴの日」に制定される

タツノオトシゴの飼育種数日本一を誇る三重県伊勢市の水族館「伊勢シーパラダイス」が、7月7日を「タツノオトシゴの日」として「日本記念日協会」に申請し、登録されたと発表しました。
タツノオトシゴが泳ぐ姿が、数字の「7」に似ていることから決定したそうです。

1月15日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)では、伊勢シーパラダイスの飼育員・安部瑞貴さんに、タツノオトシゴについての話を伺いました。

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同じ種類でも環境で色が変わる

「伊勢シーパラダイス」では現在10種類、約150匹のタツノオトシゴを飼育しているそうです。体長は2~3cmの小さな種類から、30cmにまでなる大型の種類までさまざま。

30cmの大きさになる「ポットベリーシーホース」は、オーストラリアの南側に生息する種類。名前は「お腹が出ている」という意味なのだそう。

色は種類によって異なりますが、同じ種類でも真っ黒から真っ白、真っ白から真っ黒、赤からオレンジ、黒から黄色など、生息環境によって色が変化するといいます。

展示の水槽に入れると黄色っぽくなり、裏に戻すと2週間ほどかけてじわじわと真っ黒に変化する個体もあるそうです。

光や巻きついているもの、砂の色など、色が変わる条件はさまざまなのだそう。

敵から身を守るための「擬態」

多田「タツノオトシゴってフカフカ泳いでいると思ったら、尻尾の部分を何かに巻きつけて、海の中でじっとしてる。その巻きつけたものによって色が変わるっていうことは、敵から見つけられにくいようにしてるんですかね」

安部さん「擬態ですね。背景と同じ色にして、見つかりにくいようにする。元々魚なんですけど、泳ぎが苦手なので速くは逃げられないんですね。なので巻きついて生活してますので、じっとしてます(笑)」

できる限り身体の色を変えて、敵から上手に身を守っているようです。

生きたエサを調達

タツノオトシゴのエサは、小さなエビのような「イサザアミ」。近隣にイサザアミが獲れる場所が数か所あるため、時期や潮の満ち引きを見て捕っているといいます。

150匹ものタツノオトシゴに生きたエサを与えるため、安部さん自身も胴長を穿いて捕っているそう。

安部さん「今の時期だとすごく寒いんですけど、がんばって捕ります(笑)」

多田「小さいエビみたいなものをちょびっと与えるわけですか?」

安部さん「ちょびっとではなくて、結構いっぱい食べます」

タツノオトシゴは胃がないため、人間のように朝昼晩としっかり食べるわけではなく、起きている間は「お腹がすいたらちょっと食べる」を繰り返しているといいます。

顔にあるとがった部分が口で、そこからストローのようにエサを吸い込んで食べているそうです。

冷凍のエサでも食べてくれる種類もいるものの、生きたエサしか食べない種類もいるため、エサの確保には苦労しているそう。

初めての「タツノオトシゴの日」

今年の干支「辰(たつ)」にちなんで、7月7日が「タツノオトシゴの日」に制定されました。

今年の7月7日は初めてのタツノオトシゴの日。今はまだ発表できないこともたくさんあるそうですが、「伊勢シーパラダイス」ではいろいろなイベントを考えているといいます。

常時行っているイベントとしては、手を入れると指に巻き付くタツノオトシゴとのふれあい
もあるそう。

多田「そんなことやらせてもらえるんですか!」

安部さん「お金がかかっちゃうんですけど(笑)。一番人気の、他のところでは体験できないイベントです」

初めて迎える「タツノオトシゴの日」。どんなワクワクするイベントが開催されるのか楽しみですね。
(minto)
 
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2024年01月15日08時12分~抜粋

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