多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

名曲「上を向いて歩こう」海外のタイトルが「スキヤキ」になった理由

朝の情報番組『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、祝日はいつもより遅く起きた朝、ゆったりと過ごしている方向けに、曲を多めにかけています。

11月3日、文化の日の放送では食欲の秋にちなみ、食べ物にまつわる曲を紹介しました。

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意外と難しいオムレツ

卵料理の代表の1つといえばオムレツ。

鶏卵をかき混ぜて焼くというシンプルな料理ですが、ここにどのような味付けをするのか、具材を追加するのかによってバリエーションが出てきます。

ただ、一見簡単そうに見えるオムレツですが、多くの料理人が「オムレツは難しい」といいます。

また、具材や作り方によって地域性が出てくるのも面白い点で、ドイツではジャガイモ、フランスのモン・サン=ミッシェルでは、メレンゲ状になるまで泡立てて作るふわふわとしたタイプなどがあります。

元がシンプルなため、バリエーションが増やしやすいのかもしれません。

さらには日本のお味噌汁のように、家庭によって違うオムレツというのもありそうです。

ここでかけるオムレツに関する曲は、森高千里さんの「ロックン・オムレツ」でした。

歌詞と全く無関係なタイトル

坂本九さんの代表曲のひとつが「上を向いて歩こう」。

1961年(昭和36年)に発売された曲で、もう60年以上経っていますが、さまざまなアーティストにカバーされ、今も広く知られています。

発売の翌年に欧米でこの曲が紹介されましたが、その時に付けられたタイトルが「SUKIYAKI(スキヤキ)」。
もちろん歌詞にはすき焼きは出てきませんが、アメリカのヒットチャートで1位を獲得するなど、外国でも大ヒットを記録しました。

今では海外にもさまざまな日本料理が広まっていますが、1960年代当時は外国で知られている日本料理は「スキヤキ」などごくわずかでした。

曲名をそのまま使うと長いため、当時知られた日本語「サヨナラ」か「スキヤキ」かの選択となり、「サヨナラ」は別れの言葉で暗いから「スキヤキ」が選ばれたという説もあります。

フランスで「弁当」が広まる

日本のお弁当、こどもは遠足の時などに楽しみにするものですが、大人でも職場でお昼に食べる時でもちょっとわくわくしてしまいますね。

この「弁当」という言葉ですが世界に広がりつつあり、特にフランスでは「BENTO」という用語で定着しているほど。

フランスでは日本のマンガが人気を得ていて、「manga」という言葉も通じるそうですが、マンガの中でお弁当を食べるシーンが描かれていると、「これは何?」と思い、今やお弁当箱の専門店ができるほど、すっかり文化として定着したそうです。

ただ、中身はごはんにおかずとは限らず、サンドイッチだったりするそうです。

次にかけた曲は、半崎美子さんの「お弁当ばこのうた~あなたへのお手紙~」でした。

ドーナツの真ん中はなぜ空いてる?

日本ばかりでなく世界中で人気のドーナツ。
原型は、小麦粉と砂糖で作ったオリボーレンというオランダのお菓子とされています。

ボール状ではなかなか中心まで火が通らなかったことから、輪っか状で作られるようになったのではないかといわれています。

ドーナツもシンプルな作りなだけに、今やさまざまな方向へ進化しています。

ドーナツにちなんだ曲としてかけたのは、山下達郎さんの「ドーナツ・ソング」でした。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年11月03日07時13分~抜粋

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