北海道では今が紅葉の見頃です。来月からはいよいよ雪のシーズンに入ります。
10月12日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、北海道、大雪山にある大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイの山崎弘二さんに聞きました。
大雪山はどこにある?
大雪山は北海道のほぼ真ん中に位置する旭岳、黒岳、赤岳などの山々の総称です。
標高2000メートル級の山で構成されており、最高峰の旭岳は2291メートル。「大雪山系」とも呼ばれて、辺り一帯は大雪山国立公園になっています。
大雪山は深田久弥の日本百名山の一つでもあります。
大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイは黒岳(1984メートル)の五合目にあり、ロープウェイとペアリフトを利用して約1520メートルの七合目地点まで登ることができます。
10月4日には旭岳で初冠雪を記録しました。例年より9日遅れで、昨年より1日早いそうです。
秋真っ盛り
放送当日の天候について「すっきり晴れ渡っていい天気になってます。最高の天気です」と山崎さん。
現在絶好の行楽日和で、。紅葉がロープウェイの麓の層雲峡温泉街の辺りまで進んでいて、ちょうど見頃だそうです。
「麓は紅葉で黄色とか赤色があって、上を見上げると真っ白に冠雪した山が見えて、すごく奇麗な景色です」
北海道の今年の紅葉自体は、例年に比べると遅れて進んで来たそうです。
9月に入ってぐっと冷え込んで紅葉が進み、今は例年よりおよそ1週間遅れだとか。
まさに今が秋真っ盛り。紅葉と雪の両方が見られるのは10月いっぱいぐらいだそうです。
スキーの季節は雪かきの季節
一方で本格的な冬もすぐそこ。
スキー、スノボなどのウインタースポーツが趣味の人には待ち望んだ雪です。スキー場のオープンは今年は11月18日土曜日を予定しているそうです。
しかし地元の人にとって、この雪は…。
「生活をしている身にとっては、また除雪をしなきゃいけない季節が来たかっていう思いもありますね」
大雪山辺りの雪の量は、今年は例年通りとの予測。11月に入ると黒岳の麓の街にも雪が降り始めそうです。
層雲峡で雪見風呂
黒岳の麓の層雲峡はアイヌ語で「ソウウンベツ」といい、「滝の多い川」という意味だそうです。
地名の通り、銀河の滝、流星の滝などの滝があり、冬には凍って氷瀑(ひょうばく)になる姿は圧巻とのこと。
これから雪が降ると、雪見風呂を楽しめます。
層雲峡には大雪山系最大の温泉街があります。昭和30年代から本格的にリゾート開発が進み、現在中心地はカナダの山岳リゾート地をイメージした「キャニオンモール」として整備され、他の日本の温泉地とはちょっと違った雰囲気。
ちなみに温泉の泉質は塩化物泉、硫酸塩泉で色は無色透明。弱アルカリ性で刺激が少ないので、肌に優しく万人向けのお湯です。
秋が深まり冬の気配が訪れている現在の北海道。旅行には絶好のシーズンです。
(尾関)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年10月12日07時39分~抜粋