多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

「清流めぐり利き鮎会」開催!今年のグランプリは岐阜県下呂市の「馬瀬川の鮎」

全国54か所の鮎を食べ比べて、今年の日本一を決める「清流めぐり利き鮎(あゆ)会」が先日、高知県で開催されました。今年の優勝は岐阜県下呂市の「馬瀬川(まぜがわ)の鮎」です。

10月2日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)「元気にPON!」のコーナーでは、馬瀬川上流漁業協同組合の参事・上田利章さんに、見事グランプリを獲得した馬瀬川の鮎についての話を伺いました。

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念願のグランプリを獲得!

「念願のグランプリを獲りました」と、うれしそうな上田さん。

「清流めぐり利き鮎会」の審査は、2段階に分かれます。1次審査では、参加者260名が9グループに分かれ、それぞれ6河川の鮎の塩焼きを試食し、審査。もちろん河川名は明かさず、「姿・香り・ワタ・身・総合」と5つの項目で評価します。

各グループ1位の河川の鮎から選ばれる2次審査で、「馬瀬川の鮎」が今年のグランプリに輝きました。

この「馬瀬川の鮎」、特に評価された点は「香り」だといいます。

香りの決め手は「コケ」にあり

上田さん「鮎自体はどこの川のものでもそれなりの匂いはありますが、ウチの鮎はまた特別な香りということを聞いております」

川によって変わる鮎の香り。その理由は、鮎が食べるコケ(珪藻類)にありました。

上田さん「全く同じ河川はなく、その川独特のコケが生えています。それを食べて大きくなってきて味がついて、ということですね」

とはいえ、いつのシーズンも同じ香りということではないそうです。雨などの川の状態によって、コケもどんどん変わってくるといいます。

上田さん「そのシーズンによっても、毎回毎回味は変わってきます」

まさに「清流の鮎」

今回の「利き鮎会」に出した鮎を釣ったのは8月中旬ごろ。馬瀬川の上流部で、組合員さんが友釣りしたものだそうです。

提出したのは40匹。上田さんは組合の業務が忙しく、釣りはできなかったのだとか。

多田「皆さんで取った鮎が一等賞になって。やっぱり馬瀬川のコケがいい、馬瀬川の水がいいっていうことですかね?」

上田さん「こちらに来られたお客さんは『何て綺麗な川なんだ!』ということで、皆さんびっくりされております」

多田「まさに清流の鮎なんですよね。姿もいいし香りもいいし、そういう鮎がここで育つということは、その川の自然、清流を守っているからということにも繋がるんですよね」

清流を守る活動

馬瀬川の上流には汚れた水を流す工場がなく、さらに地元の組合や各企業が河川清掃を行って「清流」を守っているそうです。

多田「ここの鮎が非常にいいぞ、おいしいぞ、香りがいいぞ、だけではなく。そのアユが生きているその川自体が素晴らしいぞと。その周りの人も、そういう自然の中で生きられて、いいね素晴らしいね、ということなんですよね」

素晴らしい場所ではありますが、過疎気味でもあるという馬瀬地区。

上田さん「みなさんに来ていただきたいですね」

多田「ひょっとしたら、鮎の数の方が多いかも?」

上田さん「ワンシーズンでね、40万匹ぐらいは入ってますので」

日本一に輝いた、馬瀬川の鮎。ぜひ一度お目にかかりたいものです。
(minto)
 
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2023年10月02日08時43分~抜粋

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