多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

原因はネコ?古代エジプトが敗北した意外な理由

動物の話題でよく「ネコ派かイヌ派か」といった話が出ることがありますが、あなたはどっち派でしょうか?

9月29日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、CBC論説室の石塚元章特別解説委員が「ネコ」をテーマに語ります。

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ネコを飼う人が増加

放送日は招き猫の日、「来(9)る福(29)」の語呂合わせから来ています。

さてイヌとネコ、どちらをペットとして飼っているのかという調査で、日本では2014年にネコが逆転し、今も増加傾向にあるそうです。

その理由としてよくいわれるのは、高齢化が進みひとり暮らしの人が増え、イヌと違って散歩をしなくても済むネコを選ぶ傾向にあるようです。
また、イヌよりもネコの方がエサ代などの費用が安いこともあるようです。

以前、ネコがもたらす経済効果を「ネコノミクス」と呼んでいたこともありますが、その規模はなんと約2兆円。

ネコを飼いたいという方は結構多いようですね。

ネコもイヌもご先祖様は同じ

「イヌ派かネコ派か?」という論争がたびたび起こるりますが、実はご先祖様は同じです。

5,000万年前にいたミアキスという生きものが共通の祖先で、小型のイタチのような格好をした動物。
それがどんどん枝分かれしていって、イヌとネコに分かれたそうですが、これは生活形態に違いがあります。

森で単独行動して木に登っていたりした生きものがネコになり、森よりも草原で暮らし、外へ出て獲物を追いかけるようになり、群れで集団生活をするものがイヌになったそうです。

よくネコは一匹で気まま、イヌは主人に従うイメージがありますが、現代まで続いてきた生活形態による影響がありそうです。

なおネコの系譜はミアキスからリビアヤマネコとなり、現在のイエネコへと進化しました。

ネコになぜ怖いイメージがついた?

ペットとして定着したのは古代エジプト時代で、神様として扱われていました。
「ネコの光る目には、神が宿っているに違いない」と思われていたようです。

ただ、エジプトにとってこの考えが後に仇となります。
ペルシア軍は攻め込む際、盾などにエジプトの神であるネコの絵を描いていました。
このためエジプト軍は盾を傷つけることができず敗北を喫したのです。

その後ヨーロッパにネコが広まると、逆に光る目を見て悪魔だと捉えられたそうです。
魔女はネコを連れているイメージが付いたり、ひとりで住んでいるお年寄りがネコを飼っていると魔女狩りに遭う悲劇もあったようです。

日本でも怪談では「化け猫」など、ネコには怖いイメージが付いてしまうようです。

ちなみに現在日本では尻尾が短いネコが多いようです。
これは怪談に出てくる尻尾の長い「猫又」という妖怪が忌避され、短い尻尾のネコが好まれるようになったから、という説があります。
(岡本)
 
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2023年09月29日07時19分~抜粋

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