多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

新型コロナとインフルエンザが同時流行!対策は?

新型コロナウイルスとインフルエンザが同時流行しています。

9月25日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)では、感染が拡大している新型コロナウイルスと、季節外れに増えているインフルエンザについて、大阪医科薬科大学 総合診療科 特任教授の鈴木富雄先生に話を伺いました。

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接種した人としていない人の違い

第9波の到来といわれている新型コロナウイルスですが、「5類感染症」に移行した現在は以前のような行動制限が求められることはありません。

第8波以上に感染者も入院者数も多いものの、ワクチン接種済みの人が増えたことから重症化する人はかなり少ないそうです。
しかし、ワクチン未接種、さらに高齢で基礎疾患がある場合は、かなりひどい肺炎になってしまう人もいるといいます。

鈴木先生「そこはやっぱり、打っている人と打たない人の違いかな、というのは印象でありますね」

現在流行しているのは、オミクロン変異株のXBB株から枝分かれした株のひとつ、通称「エリス」です。

この株は非常に感染力が強いため、家族の1人がかかるとほぼ全員がかかってしまうそうです。とはいえ、今までの株に比べて重症化率が高いというわけではないといいます。

新しいワクチンの秋接種がスタート

マスクを外している方が多くなってきましたが、やはりマスクをすべきシチュエーションはあるようです。

鈴木先生「一定期間、多人数が密になって換気の悪いところにいる時には要注意です」

一人ひとりの心がけが大切というわけです。

「新型コロナウイルスの“秋接種”がスタート」というニュースを耳にするようになりました。9月20日から接種が始まった新しいワクチンは、オミクロン株のXBB株に特異的に効くワクチンだそうです。

多田「この新しいワクチンも、なるべく早く接種した方が正解ですか?」

鈴木先生「いま非常に流行してるので。特に基礎疾患のある方やご高齢の方は、必ず接種していただいた方がいいと思いますね」

新型コロナウイルスもインフルエンザと同じように、いろいろな変異株が登場してきます。その時々に合わせた新しいタイプのワクチンを、その都度接種する必要があるようです。

新型コロナとインフルの後遺症の違い

新型コロナウイルスはインフルエンザよりも後遺症が重い傾向にあり、外来にも後遺症に悩む患者さんが増えているそうです。

鈴木先生「なので、かからないに越したことはないですね」

新型コロナウイルスは軽症の方と重症の方の幅が広いところが、インフルエンザと大きく違うところです。インフルエンザは軽症でも高熱が出ますが、後遺症としては残りづらいのが特徴。

しかし新型コロナウイルスは、軽症の人はほぼ症状がなく、重症の人はかなり重くなってしまいます。さらに軽症の人でも後々まで後遺症が残る場合もあるといいます。

多田「インフルエンザと比較すると、やっぱり要注意ということを考えておかないといけないわけですね」

鈴木先生「インフルエザもコロナも、両方ともかかりたくないですけどね(笑)」

ウィズコロナ時代の向き合い方

今シーズンは夏から流行が続いているインフルエンザ。これは数年間流行していなかったことが理由として考えられます。

鈴木先生「特に若い方は抗体を持ってないんですよ。合宿、文化祭、体育祭などの学校行事が一気に始まりましたので、ここで大流行ですね」

中には学校閉鎖になっているところもあります。

もうすぐ出始めるであろうインフルエンザワクチンですが、足りなくなる可能性もあるので、早めの接種がおすすめです。新型コロナウイルスのワクチンとの同時接種も可能です。

同時流行している新型コロナウイルスとインフルエンザ。結局は、早めのワクチン接種が最も有効であるということです。

鈴木先生「いわゆる“ウィズコロナ”の時代になりましたので、皆さんが賢く向き合うと。特に高齢者や基礎疾患のある方、そういう方が周りにおられる方々は、より注意していただくということです」
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年09月25日07時22分~抜粋

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