多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

今年還暦を迎えた意外なアーティストたち

今年の敬老の日は9月18日。かつては9月15日固定でしたが、9月の第3月曜日に変わってからもう今年でちょうど20年も経ちます。

この日に放送された『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』は、敬老の日にちなんで、今年60歳を迎えるアーティストたちの曲を時々かけながら、60年前の1963年(昭和38年)はどのような年だったのかを振り返りました。

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60年前、最も衝撃的だった事件

まず最初にかけた曲は、今井美樹さんの「DRIVEに連れてって」。
続いてかけたのが河合奈保子さんの「スマイル・フォー・ミー」。

今井さんは80年代後半から歌手としてだけではなく、トレンディドラマでも活躍され、河合さんは80年代前半にアイドルとしてデビューし、人気を誇りました。

そのため、その時に青春を過ごした方からすれば、「もうそんなに時間が経ったのか」と思われるかもしれません。

60年前の1963年、世界で最も衝撃的な事件だったのは、ケネディ大統領暗殺。
アメリカ第35代大統領で、事件が起きたのはテキサス州のダラス。
11月22日にオープンカーでパレードをしていたところ、銃撃され亡くなりました。

今でも支持は高く、歴代大統領の人気ランキングでは常に上位に挙がっています。

初の海外生中継の内容は…

今では当たり前となった海外からの生中継ですが、日本で初めて衛星を使ってテレビ中継が行われたのは、実はこの暗殺の悲報でした。

もともと中継は計画されていたのですが、予定とはまったく異なる情報を伝えることになってしまいました。

当時、多田は中学2年生で、23日早朝になんとなくテレビを観ていたら驚きのニュースを伝えていて、こどもながらによく覚えているとのことです。

次にかけた曲が、森川由加里さんの「SHOW ME」。

明石家さんまさんと大竹しのぶさんが主役のドラマ『男女7人秋物語』(TBS系)の主題歌で、ドラマの大ヒットとともに、曲も大ヒットしました。

交通インフラを急激に整備

1963年の翌年に控えていたのが東京オリンピックだったため、交通インフラの整備、特に東京~大阪の間が急ピッチで進められました。

1964年(昭和39年)に東海道新幹線が開業し、高速道路は東名・名神が全面開通しました。

その前の年には部分的に高速道路が開通していましたが、1963年には滋賀・栗東と兵庫・尼崎の間が開通しました。
これが日本初の高速道路だったということです。

ここでかけた曲が、リードボーカルの甲本ヒロトさんが今年還暦を迎えたTHE BLUE HEARTSの「情熱の薔薇」、続いて香坂みゆきさんの「ニュアンスしましょ」でした。

60年前に使われ始めた言葉

1963年に登場して、今でも使われている言葉がいくつかあります。
そのうちのひとつが「バカンス」。

夏休みに長期の休暇を取ろうという雰囲気が出てきた頃で、英語の『バケーション』という言葉も使われていましたが、「フランスでは2、3日どころか、かなり長期の休みを取るらしい」ということが伝わり、フランス語の「バカンス」という言葉が日本でも知られるようになりました。

「働き方改革」が叫ばれる現在でも、さすがに2週間や1か月もの休みを取得する方はあまりいませんが、昭和の頃よりは長めの休みを取りやすくなったかもしれません。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年09月18日07時00分~抜粋

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