多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

仕事の効率が上がる?立ったまま眠れる「仮眠ボックス」が登場!

「仮眠をとると仕事の効率が上がる」と言われています。しかし仕事中に仮眠をとるのはなかなか難しいもの。
そこで生まれたのが「立ち寝仮眠」という新しい休息スタイルです。

8月31日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)では、立ったまま眠れる「立ち寝仮眠ボックス」を製作した北海道旭川市 広葉樹合板株式会社の山口裕也社長に話を伺いました。

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4か所固定の立ち寝スタイル

この仮眠ボックスは、縦横1m程、高さが2.5m程の公衆電話のようなボックス。この中に入って、立ったまま眠る仕組みです。

「立ったまま…眠る…これ、眠れるんですか?」と素朴な疑問をぶつける多田しげおに、「眠れます」と断言する山口さん。

その秘密は「頭・お尻・スネ・足裏」の4カ所の固定にありました。

まずは足裏をパッドに固定し、続いてスネと膝をパットに合わせます。そしてお尻をパットに乗せ、最後にアームレストに腕と頭を固定することで「立ち寝」スタイルの完成です。

全身を見事に脱力

多田「しっかりグラグラしないように…ですけども。もう一遍聞きますね。それで本当に眠れるんですか?」

山口さん「眠れるんです、これが(笑)」

「立ち寝」がうまく想像できない多田に、山口さんは再度「眠れる」と即答します。山口さんも従業員の方も皆、このボックスの中で眠ることができたそうです。

多田「不思議な感じもするんですけども、頭などを4点固定することによって、人って眠れるんですね」

山口さん「実際入ってみていただかないとわからないと思うんですけれども。全身を見事に脱力することができます」

アームレストが湾曲していて、上半身をしっかりホールドしているので、寝ている最中にグラグラと崩れ落ちてしまうこともないそうです。

仮眠で熟睡はNG?

眠気が襲ってきた時に熟睡をしてしまうと、起きた時の立ち上がりが非常に遅くなってしまうというデメリットがあります。

山口さん「重力と垂直方向に立って寝ることによって、睡眠段階の4のうちの2ぐらいまでしかいかないことが検証されております」

この仮眠ボックスは、あくまでも「仮眠」用。しっかりと熟睡してしまうと夜の睡眠に影響してしまうため、熟睡はできないように考えられているそう。

仮眠には、熟睡までいかない「立ち寝」がちょうど良いということです。

しっかり仮眠ができる世の中に

この仮眠ボックスはこれから販売開始ですが、すでに大手商社から引き合いが来ているそうです。山口さんが驚いたのは、医療関係の現場から問い合わせが多いということ。

多田「医療的に見てもこれはなかなかの物であると同時に、医療関係の皆さんはかなり疲れてらっしゃるんですね、現場は」

山口さん「そういうことだと思います」

多田「将来的に、オフィスの片隅どころか街のあちこちにできたら面白いですね」

山口さん「生理現象として眠気を受け止めて、しっかり仮眠をとっていただける世の中になってもらえればなと思っております」

眠くなったらすぐ立ち寝仮眠ボックスへ。近い将来、そんな光景が当たり前になるのかもしれません。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年08月31日07時39分~抜粋

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