多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

夏休み、昭和の楽曲で海外旅行を味わってみよう

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』、祝日に放送される場合はお休みの方に朝をゆっくり過ごしていただくため、ふだんより曲を多めにかける番組構成となっています。

8月11日は山の日、お盆休みと相まって長期の休暇を取り、数年ぶりに海外旅行へ出かける方も多いのではないでしょうか。

そこで11日の放送では、海外の街へ行ったような気分になれる、異国情緒あふれる曲を集めました。

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東西両方の魅力を持つ街

この夏はコロナ禍による行動制限が解除されたことで、「久しぶりに海外へ行こう!」と思っている方は多いでしょう。

しかし、日本では円安やロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー高などが原因で、旅行費用が高額になってしまっています。

それでも海外に行こうと考えている方は多く、今年海外旅行に行く方は全国で120万人にものぼるといわれていますが、それでもコロナ禍前と比べると4割ほど減っているそうです。

ここで紹介した楽曲は、庄野真代さんの「飛んでイスタンブール」(1978年)。

イスタンブールはトルコ最大の街で、人口は1,400万人以上。
かつて強大な国だったオスマントルコの都(前身はコンスタンチノープル)でしたので、世界の歴史的にみても大きな街です。

街の真ん中にはボスポラス海峡が通っていますが、東側がアジア、西側がヨーロッパで、両方の雰囲気が味わえるという、独特の雰囲気を持っています。

穏やかな地中海

ボスポラス海峡を抜けて、しばらくと経つと現れるのはエーゲ海。
エーゲ海をイメージした有名な曲といえば、ジュディ・オングさんの「魅せられて」(1979年)。

40代後半以上の方はイントロを聴いただけですぐわかる名曲で、左右に広がる衣装もあわせて印象に残っているのではないでしょうか。

曲と衣装のインパクトが強すぎて印象に残ってない方も多いかもしれませんが、実は歌詞はかなりアダルトな内容です。
発売当時、多田は「こんな歌詞をラジオで流して大丈夫か?」と思ったそうです。

さらにそこから地中海へ抜けます。
海といってもほぼ陸地に囲まれていますが、北側はヨーロッパ、南側にはヨーロッパがあり、東側はトルコ、西の端にあるジブラルタル海峡を抜けると、大西洋へとつながっています。
このような土地柄から、昔から地中海を介して交易が盛んです。

アンダルシアに憧れて

地中海は、深さ平均1,500m、全体としては穏やかな海で、あたりは地中海性気候という穏やかな気候。
夏は乾燥しますが、冬は湿潤となる特性から、オリーブやレモンなどの栽培が盛んです。

その地中海にちなんだ曲ということでかかったのが、杏里さんの「地中海ドリーム」(1979年)です。
地中海を西へ向かうと、スペインに到着します。

スペインの南部はアンダルシア地方と呼ばれ、グラナダやコルトバといった街がありますが、このあたりはイスラム文化が色濃く残っています。

歴史的にイスラム教とキリスト教の覇権争いがあった地域ですが、例えばグラナダにあるアルハンブラ宮殿はイスラム建築で、アーチ型のつくりが多用され、タイルでデザインされた壁や天井で構成されています。

ここでオンエアされたのは近藤真彦さんの「アンダルシアに憧れて」(1989年)。
もとは人気バンド「THE BLUE HEARTS」メンバーの真島昌利さんのソロデビュー・シングルでした。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年08月11日07時21分~抜粋

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