多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

コロナ禍は終わっていない!今後注意すべきこと

今年の5月に新型コロナウイルスは5類に移行し、私たちの活動はコロナ禍以前に戻ってきています。

そのため、この夏は4年ぶりに故郷へ帰る方や、花火大会やお祭りなどさまざまなイベントに参加する方も多いのではないでしょうか?

しかし、以前のように毎日新規感染者数が報告されなくなったからといって、コロナ禍が決して終息したわけではなく、定点観測では12週連続で感染者が増加しているそうです。

8月9日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、大阪医科薬科大学総合診療科特任教授の鈴木富雄先生が、新型コロナウイルス感染で気をつけるべきポイントについて解説しました。

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現在の感染者の状況

まずは鈴木先生に、現在の感染状況から伺いました。

鈴木先生「まったく予想通りなんですけど増えてきてまして。定点測定でも相当増えてきて、おそらく今、去年の秋から冬にかけてありました第8波のピークまで行ってないですけど、真ん中ぐらいの感染者数ですね」

感染者数が拡大していることは間違いないようですが、過去3年は夏に増加する傾向でした。
ということは、今後も増えそうなのでしょうか?

鈴木先生「まったく予想通りなので、ピークは夏休みになって8月に人がどんどん増えてきて、お盆で帰省がおられて、おそらくその後ぐらいになると思います」

かつては感染者数が増えると大変な騒ぎになっていましたが、ある意味予想通りであるため、心配しなくても良いということなのでしょうか。

鈴木先生「心配しないといけないんですが、仕方ないかなと。ウィズコロナの時代になって、やはりこうなっていくのはわかってましたんで。

入院患者数もすごく増えてますけど、デルタ株と比べて今のところは重症者数は少ないので、何とかなってはいますけど」

今でも重症化するケースも

また以前はデルタ株の次はオミクロン株と、次々と変異種が現れていましたが、今はパターン通りなのでしょうか?

鈴木先生「いま全国での週ごとの新規入院患者数が、だいたい1万4、5千人ぐらいですが、一番ピークの時、第8波で去年の12月末ぐらいが2万3千人ぐらいまで行ったと思うんですね。徐々に近づきつつありますけど」

新型コロナの新規感染者数は、時期によって増えたり減ったりを繰り返している状況ですが、やはりゼロになることを目標にするより、上手に付き合っていくしかないのでしょうか?

鈴木先生「そんなイメージですね。ただコロナにかかっても、軽症で済む方と入院しないといけない方とハッキリ2つに分かれていますので。

調子が悪くて(病院に)来て、『これはコロナだな』と思って『家で待機しておいてください』と解熱剤を出す方と、やっぱり基礎疾患がある高齢者とワクチンを打ってない方は非常に重症化しやすいので、念のために入院いただいて、抗ウイルス薬を3日間やそれ以上、重症化しなければお家に帰っていただく」

今後も注意が必要

ウィズコロナといっても、やはり昔から言われているとおり、基礎疾患のある方やご高齢の方、ワクチン未接種の方は重症化のリスクがあるため、今後も細心の注意を払う必要があるようです。

具体的にはどのような注意を払う必要があるのでしょうか?

鈴木先生は「人混みには必ず自覚症状のない人がいるものだと思って行動すべき」と語り、人混みや空気の悪い場所はなるべく避ける、マスクをして長期間同じところにいるのは避ける、睡眠や食事など自分の健康をしっかり管理することを挙げました。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年08月09日07時22分~抜粋

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