毎週金曜日の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の1では、CBC論説室の石塚元章特別解説委員が今の時期に合ったキーワードを選び、さまざまな角度から分析、アプローチしています。
7月28日放送のキーワードは「波」でした。
海水浴シーズンの今だと海の波が連想されますが、世の中にはいろいろな「波」があります。
かき氷屋さんで見る「氷」の旗、なぜ波が描かれてる?
かき氷屋さんで見るあの旗
いま最も気になる「波」といえば新型コロナの波。
5月に規制が緩和されましたが、新型コロナウイルスの感染自体は収まったわけではなく、第9波に入ったと言われています。
またヨーロッパでは熱波の影響で山火事などが起きています。
このように実際の海の波だけではなく、押し寄せてくるさまを「波」に例えてよく表現されています。
街中で見かける「波」の絵といえば、かき氷を売っていることを表す吊り下げ旗。
赤字で「氷」と大きく書かれた文字のバックに、かき氷の絵ではなく青い波の絵が描かれています。
あの旗はもともと、明治時代に不衛生なかき氷が売られていたことが問題視されていたことから、「うちの店は衛生的な氷を売っている」ということを示すため、役所から許可された証が期限といわれています。
また、なぜ波の絵が描かれているのかというと、氷を遠く函館などから海運により運んできたからという説があります。
5月に規制が緩和されましたが、新型コロナウイルスの感染自体は収まったわけではなく、第9波に入ったと言われています。
またヨーロッパでは熱波の影響で山火事などが起きています。
このように実際の海の波だけではなく、押し寄せてくるさまを「波」に例えてよく表現されています。
街中で見かける「波」の絵といえば、かき氷を売っていることを表す吊り下げ旗。
赤字で「氷」と大きく書かれた文字のバックに、かき氷の絵ではなく青い波の絵が描かれています。
あの旗はもともと、明治時代に不衛生なかき氷が売られていたことが問題視されていたことから、「うちの店は衛生的な氷を売っている」ということを示すため、役所から許可された証が期限といわれています。
また、なぜ波の絵が描かれているのかというと、氷を遠く函館などから海運により運んできたからという説があります。
縁起が良いたとえにも
波には「縁起が良い」という意味もあるようです。
それは、海岸にいると波はいつまでも絶えずに繰り返しやってくることから来ているようです。
日本では青海波(せいがいは)文様という、扇形を重ねて波を表した柄があり、吉祥文様という縁起の良い模様とされています。
これはもともと、古代ペルシャから伝わったのだそう。
波の絵が有名な画家といえば日本では葛飾北斎で、富嶽三十六景のあの大きな波は誰もが1度は目にしたことがあるでしょう。
フランスではクールベという画家が描く波の絵が有名です。
波は常に動くものなので、カメラがない時代に切り取って波を描くというのはかなり難しかったのではないでしょうか。
それは、海岸にいると波はいつまでも絶えずに繰り返しやってくることから来ているようです。
日本では青海波(せいがいは)文様という、扇形を重ねて波を表した柄があり、吉祥文様という縁起の良い模様とされています。
これはもともと、古代ペルシャから伝わったのだそう。
波の絵が有名な画家といえば日本では葛飾北斎で、富嶽三十六景のあの大きな波は誰もが1度は目にしたことがあるでしょう。
フランスではクールベという画家が描く波の絵が有名です。
波は常に動くものなので、カメラがない時代に切り取って波を描くというのはかなり難しかったのではないでしょうか。
サーフィンの期限は?
日本語にはさまざまな波の表現があり、さざなみといった小さな波から、大波、高波、荒波、うねりと大きなものまでさまざまです。
ちょうど今の時期を「土用」といい、土用の丑の日にうなぎを食べるイメージが強いですが、「土用波」という言葉があります。
これは、台風による遠くのうねりが伝わってくることもあるため、海の事故が起きないように注意が必要です。
波を利用するスポーツといえばサーフィンですが、これは古代ポリネシアの人々が漁から帰ってくる時にカヌーに乗って帰ってきたのが起源とされています。
また、波力発電といって、クリーンなエネルギー変換方法としても期待されています。
逆に波の影響を避けたい、波を止めたいと思い作られているのが波止場。
よく考えてみると「波止」という単独の言葉は使われず、「波止場」という言葉でしか見かけませんね。
(岡本)
ちょうど今の時期を「土用」といい、土用の丑の日にうなぎを食べるイメージが強いですが、「土用波」という言葉があります。
これは、台風による遠くのうねりが伝わってくることもあるため、海の事故が起きないように注意が必要です。
波を利用するスポーツといえばサーフィンですが、これは古代ポリネシアの人々が漁から帰ってくる時にカヌーに乗って帰ってきたのが起源とされています。
また、波力発電といって、クリーンなエネルギー変換方法としても期待されています。
逆に波の影響を避けたい、波を止めたいと思い作られているのが波止場。
よく考えてみると「波止」という単独の言葉は使われず、「波止場」という言葉でしか見かけませんね。
(岡本)
関連記事