多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

裸足で泳ぐのはNG?砂の中に潜む「触ると危険な魚」

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)、毎週木曜日の「愛ちゃんと木村先生」は、加藤愛アナウンサーが、三重大学名誉教授でおさかな博士の木村清志先生から魚に関するあれこれを学ぶコーナーです。

7月27日のテーマは、「触ると危険な魚」。
刺されると危険な魚、危険な歯を持つ魚は意外と身近に潜んでいるようです。

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刺されると危険な魚

まずは「刺されると危険な魚」から。

木村先生「お腹の中に毒がなくても、刺されて毒を注射されるような魚はそこそこ多いですね」

釣りをする方はよくご存じだと思いますが、そういった魚の代表格は「アカエイ」です。アカエイの毒はかなり強く、実際に亡くなっている方もいるそうです。

木村先生「“外道”で釣れたりしますので。針を外す時に刺されるとかね。トゲのある場所はシッポなんですよ」

アカエイはシッポの部分に“もどり”がついたギザギザのトゲがあり、そこから強烈な毒が出ているのだとか。

アカエイのトゲの恐怖

木村先生「釣りだけじゃなくて、海水浴場の砂浜にもいるんですね。質の悪いことに、砂の中に潜ってるんですよ。上から見てもわからない」

うっかり素足や薄い履物で踏みつけてしまうと、アカエイのトゲで足の裏を刺されてしまうというわけです。

加藤「それはアカエイが自分を守るために毒を出してるってことですね。見えなかったら気を付けようがないけど…これから海水浴場とかでね、シーズンになってくると」

木村先生「極力裸足では、泳がない方がいいですね」

強烈な毒を持つ魚が海水浴場の砂に潜っていると思うと、恐怖でしかありません。夏休みで海に行く方も多いと思いますが、とにかく裸足で遊ぶのは避けた方がよさそうです。

死に至る毒もある

刺す魚は他にもたくさんいます。

木村先生「えらぶたにトゲがあるものが多くて、身を守るために使っているところもあるんですね。釣り上げた時にえらぶたをバーっと広げる魚は結構あります」

毒はないものの、スズキ、コトヒキ、ハタ類を釣り上げて針を外す時には、えらぶたのトゲで手を刺さないように注意が必要ということです。

メバルは背びれ、尻びれ、腹びれにトゲが。カサゴ類は加えてえらぶたにもトゲがあります。

木村先生「毒があるんですよね。刺された痛みだけじゃなくて、毒を注射されるのでますます痛いということですね」

カサゴの仲間の「オニダルマオコゼ」に刺されると、死に至ることもあるそうです。

木村先生「魚に刺されるっていうのも結構、強烈な場合もありますね」

危険な歯を持つ魚

そして「危険な歯」を持つ魚もいます。

木村先生「歯が強いのはウツボ類が有名です。あれはかなり強くて、気も荒いので、釣り上げたときに噛まれるっていうのはよくありますね」

そして見るからに鋭利なタチウオも要注意。触るだけでさっと切れてしまうので、調理時にも気をつけなければいけません。

鋭い歯を持つムツも、うっかり触ってしまうとケガをしてしまうそうです。

触るだけで危険な魚たちは、意外と身近にいます。海水浴や釣りに行かれる方は、十分注意して遊んでください。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年07月27日08時29分~抜粋

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