『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)、毎週木曜日の「愛ちゃんと木村先生」は、加藤愛アナウンサーが、三重大学名誉教授でおさかな博士の木村清志先生から魚に関するあれこれを学ぶコーナーです。
7月20日放送のテーマは「食べると危険な魚」。今回は熱帯地域に多い「シガテラ食中毒」を起こす魚と、毒の一種「パリドキシン」を持つ魚を取り上げました。
これらの毒はどんな魚に多いのでしょうか?
毒に気を付けて!意外と多い「食べると危険な魚」
シガテラの毒をもつ魚
まずは、熱帯地域に多い「シガテラ食中毒」について。これは天然毒のシガトキシンを食べた魚を人が食べると、シガテラ食中毒になってしまうというものです。
この「シガテラの毒」とは一体どういう毒なのか。また、どんな魚で食中毒になるのでしょうか。
シガテラの毒は沖縄に多く存在します。これは魚自身が作る毒ではなく、食べ物から来る毒。毒の多い食べ物を食べた魚は、毒が強くなります。
特に多いのは、ハタ類、アジ類、フエダイ類、アカマス、オニカマスなど。
この毒を産出するのは、プランクトンほどの大きさの藻類、いわゆる植物プランクトンです。
この「シガテラの毒」とは一体どういう毒なのか。また、どんな魚で食中毒になるのでしょうか。
シガテラの毒は沖縄に多く存在します。これは魚自身が作る毒ではなく、食べ物から来る毒。毒の多い食べ物を食べた魚は、毒が強くなります。
特に多いのは、ハタ類、アジ類、フエダイ類、アカマス、オニカマスなど。
この毒を産出するのは、プランクトンほどの大きさの藻類、いわゆる植物プランクトンです。
地球温暖化で毒が北上
これらは元々熱帯性ですが、最近の地球温暖化の影響で三重県あたりまで出てきているという話もあります。千葉でもシガテラ中毒のヒラマサが見つかっているので、熱帯地域でなくても危険性はゼロではないということです。
シガテラ中毒の症状は、嘔吐、腹痛、下痢、口の周りや手足のしびれ、冷たいものに触れると痛みを感じる温度感覚異常の「ドライアイスセンセーション」などさまざまです。
死に至る例はありませんが、治療法がまだ確立していないため、回復に1年ほどかかることもあるそうです。
熱帯域の魚で起こりやすいものの、地球温暖化の影響でシガテラの毒を持つプランクトンがどんどん北上しているため、注意が必要です。
シガテラ中毒の症状は、嘔吐、腹痛、下痢、口の周りや手足のしびれ、冷たいものに触れると痛みを感じる温度感覚異常の「ドライアイスセンセーション」などさまざまです。
死に至る例はありませんが、治療法がまだ確立していないため、回復に1年ほどかかることもあるそうです。
熱帯域の魚で起こりやすいものの、地球温暖化の影響でシガテラの毒を持つプランクトンがどんどん北上しているため、注意が必要です。
ブダイの肝臓に注意!
続いては、食べると危険な魚に含まれる毒「パリドキシン」について。パリドキシンを持つ魚はブダイの仲間。三重県でも、この毒に当たって亡くなった方もいるそうです。
熱帯的な真っ青な色をしたブダイ「アオブダイ」は、特に肝臓にパリドキシンを持っています。
三重県では「エガミ」という名前で売られているブダイ。この肝臓でもやはりパリドキシンの中毒を起こす場合があるそうです。
法的な決まりはないため、アオブダイは三重県では出荷停止になっていますが、ブダイはそのまま売られているので、食べる時は要注意です。
熱帯的な真っ青な色をしたブダイ「アオブダイ」は、特に肝臓にパリドキシンを持っています。
三重県では「エガミ」という名前で売られているブダイ。この肝臓でもやはりパリドキシンの中毒を起こす場合があるそうです。
法的な決まりはないため、アオブダイは三重県では出荷停止になっていますが、ブダイはそのまま売られているので、食べる時は要注意です。
実は多い「毒を持つ魚」
パリドキシンを持っているのは、ブダイだけではありません。かたい殻をかぶった「ハコフグ」は、パリドキシンまたはパリドキシンに似た毒を持っているといわれています。
ハコフグのほか、ウミスズメも注意が必要ということです。
通常「毒を持つ魚」といえば、フグが思い浮かびますが、実は毒を持つ魚はフグだけではないということがわかりました。
今回紹介した魚は夏の釣りシーズンで釣り上げることも多いので、木村先生は「慎重に食べてください」と注意を促しました。
(minto )
ハコフグのほか、ウミスズメも注意が必要ということです。
通常「毒を持つ魚」といえば、フグが思い浮かびますが、実は毒を持つ魚はフグだけではないということがわかりました。
今回紹介した魚は夏の釣りシーズンで釣り上げることも多いので、木村先生は「慎重に食べてください」と注意を促しました。
(minto )
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