7月7日には三重県で熱中症警戒アラートが発表されるなど、これからどんどん暑くなっていく中で、健康上特に注意しなければならないのが熱中症対策。
ただ、熱中症にかかったことがない方からすると、対策の仕方もピンと来ませんし、そもそも対策は不要と思ってしまいがちです。
そこで7月7日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、特に気をつけなければならない点について、藤田医科大学救急総合内科の教授、岩田充永先生にお話を伺いました。
熱中症対策で水分・塩分を摂るべきタイミングは?
今まで熱中症にならなかったのに
熱中症で緊急に病院へ運ばれる方のおよそ半数が高齢者で、その高齢者がかかる熱中症の多くは、室内で起きていると言われています。
なぜ、高齢者に多く起きているのでしょうか?
岩田先生「ひとつはご自身の問題として、暑さでの体調不良を認識しにくい。あるいは喉が渇いた時じゃないと水分を摂らない。
ちょっとでも体調が悪くなると、熱を逃がしたりする機能が衰えてしまったりする」
歳をとると、いくら自分自身が健康であっても、厳しい暑さのある環境に対応できる能力が衰えてくるため、「昔はこれぐらいの暑さは平気だった」との思い込みからやられてしまうケースがあるようです。
岩田先生はその例えとして、「自分はこれぐらい走れる」と思いながら、親がこどもの運動会で競走に出場したら、アキレス腱を切ってしまったことを挙げました。
そのため、普段から暑さに対する予防策を講じておくことが大切です。
なぜ、高齢者に多く起きているのでしょうか?
岩田先生「ひとつはご自身の問題として、暑さでの体調不良を認識しにくい。あるいは喉が渇いた時じゃないと水分を摂らない。
ちょっとでも体調が悪くなると、熱を逃がしたりする機能が衰えてしまったりする」
歳をとると、いくら自分自身が健康であっても、厳しい暑さのある環境に対応できる能力が衰えてくるため、「昔はこれぐらいの暑さは平気だった」との思い込みからやられてしまうケースがあるようです。
岩田先生はその例えとして、「自分はこれぐらい走れる」と思いながら、親がこどもの運動会で競走に出場したら、アキレス腱を切ってしまったことを挙げました。
そのため、普段から暑さに対する予防策を講じておくことが大切です。
クーラーを付けるタイミング
なぜ暑い屋外ではなく、室内で熱中症は起きるのでしょうか?
岩田先生「この20年間で明らかに変わってきたところで、夏の気温がものすごく上がってきてますよね。
昔は夏でもエアコンというのは贅沢品という感覚だったと思うんです。
それが今は、エアコンがなくては人間が生きていく環境が保てないぐらいの気候になってしまっている。
あとは夏は節電ということがすごく言われていて、それを真剣に守っておられるのが、どちらかといえば高齢者の方が多いのではないかと」
ただ、最近は特に電気代の高騰も気になるので、ずっとエアコンを使い続けるのも難しいところ。
どのようなタイミングでエアコンをかけるのがベストでしょうか?
岩田先生「なかなか難しいんですけど、やはり気温が30度を超す、湿度が60%を超す、どちらかが起こると熱中症が非常に増えると言われていますので、そこは我慢せずに使っていただきたいですね」
岩田先生は、家でエアコンを一日中かけるのが難しい場合は、できれば昼は公共施設や商業施設で密にならずにクールシェア、夜は自宅でエアコンをかけ続けることを勧められました。
岩田先生「この20年間で明らかに変わってきたところで、夏の気温がものすごく上がってきてますよね。
昔は夏でもエアコンというのは贅沢品という感覚だったと思うんです。
それが今は、エアコンがなくては人間が生きていく環境が保てないぐらいの気候になってしまっている。
あとは夏は節電ということがすごく言われていて、それを真剣に守っておられるのが、どちらかといえば高齢者の方が多いのではないかと」
ただ、最近は特に電気代の高騰も気になるので、ずっとエアコンを使い続けるのも難しいところ。
どのようなタイミングでエアコンをかけるのがベストでしょうか?
岩田先生「なかなか難しいんですけど、やはり気温が30度を超す、湿度が60%を超す、どちらかが起こると熱中症が非常に増えると言われていますので、そこは我慢せずに使っていただきたいですね」
岩田先生は、家でエアコンを一日中かけるのが難しい場合は、できれば昼は公共施設や商業施設で密にならずにクールシェア、夜は自宅でエアコンをかけ続けることを勧められました。
水分・塩分補給のタイミングは?
熱中症予防には水分と塩分の補給が欠かせません。
しかし、自身で「水分が必要」と感じる前に熱中症になってしまうケースもあります。
水分補給はどのタイミングがベストなのでしょうか?
岩田先生によれば、仕事などの前に「これから汗をかくだろう」と予想される時は、あらかじめ水分と塩分を摂っておくのがいいとのこと。
では一日中家にいる高齢者が、テレビを観たりラジオを聴いたりして過ごしている場合、水分はそこまで多くは必要がないのでしょうか?
岩田先生「そういう方でも自分が感じない間、例えば寝ている間に1リットル近く汗をかくわけですから、寝る前、起きた後というのはとても大切なポイントになります」
多田「昼間はどれぐらい?」
岩田先生「僕は食事のたびにという形でもいいと思うんです。
水分補給と、特に夏は血圧が落ち着いている方が多いので、朝にお味噌汁を足すという形で塩分補給でも良いと思います」
家の中で快適に過ごせる場合は、常にペットボトルを置いて、1時間に一度という形でなくてもいいそうです。
(岡本)
しかし、自身で「水分が必要」と感じる前に熱中症になってしまうケースもあります。
水分補給はどのタイミングがベストなのでしょうか?
岩田先生によれば、仕事などの前に「これから汗をかくだろう」と予想される時は、あらかじめ水分と塩分を摂っておくのがいいとのこと。
では一日中家にいる高齢者が、テレビを観たりラジオを聴いたりして過ごしている場合、水分はそこまで多くは必要がないのでしょうか?
岩田先生「そういう方でも自分が感じない間、例えば寝ている間に1リットル近く汗をかくわけですから、寝る前、起きた後というのはとても大切なポイントになります」
多田「昼間はどれぐらい?」
岩田先生「僕は食事のたびにという形でもいいと思うんです。
水分補給と、特に夏は血圧が落ち着いている方が多いので、朝にお味噌汁を足すという形で塩分補給でも良いと思います」
家の中で快適に過ごせる場合は、常にペットボトルを置いて、1時間に一度という形でなくてもいいそうです。
(岡本)
関連記事