「読書犬」という犬をご存じでしょうか?
といっても、本が読める賢いワンちゃんというわけではなく、本を朗読するのはあくまでも人間のこどもで、すぐ横でじっと聞いているというワンちゃんのことです。
実はこどもの心のケアに関する取り組みのことなのですが、実際にはどのような意図があるのでしょうか?
5月31日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブルの事務局、鈴木さんに電話で話を伺いました。
こどものケアに新たな試み「読書犬」とは?
読書犬はどんな活動を行う?
まずは読書犬の活動中はどのような様子なのかについて、鈴木さんに伺ってみました。
鈴木さん「本当に横にただ座ってじっと聞いてくれていまして、隣にハンドラさんといって普段飼育されている方が横に一緒におりますので、読み聞かせをするお子さんと飼い主さんにワンちゃんがはさまれてるような状態で、基本的には読んでる間にじっとしてくれています」
では、こどもの横にワンちゃんがいるのはどのような狙いがあってのことなのでしょうか。
鈴木さん「朗読や人前で話すのが苦手な子が、少しでも話すことに自信を持ったりすることができるようになるために始まったのがきっかけでして。
人前でそれこそ学校とかで朗読をしてみようとなった時に、もし読み間違えたりしてしまった時に笑われてしまったり、そこ間違ってるよと言われてしまうと、どうしても自信が持てなくなってしまったりすると思うんです。
しかし、犬は本当に何も笑ったりすることもなくただ横にいてくれるので、逆に何も言葉を発さない犬がじっと聞いてくれていることで、自信をつけることができるというのが読書犬の特色です」
鈴木さん「本当に横にただ座ってじっと聞いてくれていまして、隣にハンドラさんといって普段飼育されている方が横に一緒におりますので、読み聞かせをするお子さんと飼い主さんにワンちゃんがはさまれてるような状態で、基本的には読んでる間にじっとしてくれています」
では、こどもの横にワンちゃんがいるのはどのような狙いがあってのことなのでしょうか。
鈴木さん「朗読や人前で話すのが苦手な子が、少しでも話すことに自信を持ったりすることができるようになるために始まったのがきっかけでして。
人前でそれこそ学校とかで朗読をしてみようとなった時に、もし読み間違えたりしてしまった時に笑われてしまったり、そこ間違ってるよと言われてしまうと、どうしても自信が持てなくなってしまったりすると思うんです。
しかし、犬は本当に何も笑ったりすることもなくただ横にいてくれるので、逆に何も言葉を発さない犬がじっと聞いてくれていることで、自信をつけることができるというのが読書犬の特色です」
まずは仲良くなることから
読書犬の活動はすでにアメリカなどで行われていて、図書館などにこどもを集めて実施されています。
こどもはまず読み聞かせに関することを学んだあと、読書犬と対面したあとはしばらく触れ合って仲良くします。
犬は何匹もいますので相性のよさそうな犬を選び、本を読むという流れになります。
そして、アメリカでは読書犬の効果が表れてきているそうです。
鈴木さん「実際にアメリカの非営利団体が13か月リードプログラム、読書犬活動を行った時に、参加したすべての小学生が2学年アップした、中には4学年レベルアップしたという結果も出ております」
こどもはまず読み聞かせに関することを学んだあと、読書犬と対面したあとはしばらく触れ合って仲良くします。
犬は何匹もいますので相性のよさそうな犬を選び、本を読むという流れになります。
そして、アメリカでは読書犬の効果が表れてきているそうです。
鈴木さん「実際にアメリカの非営利団体が13か月リードプログラム、読書犬活動を行った時に、参加したすべての小学生が2学年アップした、中には4学年レベルアップしたという結果も出ております」
読書犬の適性は?
では、どのような犬でも読書犬になれるのかというと、実は結構難しいミッションのようです。
鈴木さん「例えば子犬だと、どうしてもいろんなところに興味を持ってしまって、落ち着きがない子も中にはいると思います。こどもが読み聞かせを行っている時にそっぽを向かずにちゃんと聞いてるよという雰囲気を出すことも求められてくるので、基本的には大人のワンちゃんが活躍してくれていることが多いです」、
また、犬だけではなく飼い主さんにも「犬だけではなく人とのコミュニケーション能力があるか、犬の状態をよく見ているのか」など、適性が必要とされるそうです。
読書犬はまだ21頭と少ない状況ですが、こどものためにも今後増やしていきたいと語る鈴木さんでした。
(岡本)
鈴木さん「例えば子犬だと、どうしてもいろんなところに興味を持ってしまって、落ち着きがない子も中にはいると思います。こどもが読み聞かせを行っている時にそっぽを向かずにちゃんと聞いてるよという雰囲気を出すことも求められてくるので、基本的には大人のワンちゃんが活躍してくれていることが多いです」、
また、犬だけではなく飼い主さんにも「犬だけではなく人とのコミュニケーション能力があるか、犬の状態をよく見ているのか」など、適性が必要とされるそうです。
読書犬はまだ21頭と少ない状況ですが、こどものためにも今後増やしていきたいと語る鈴木さんでした。
(岡本)
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