5月8日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)に、リスナーAさんから「今年もヤモリが現れました」というおたよりが寄せられました。
このおたよりをきっかけに、多田しげおが「ヤモリとイモリの違い」について、そして「ヤモリが多く出る家の特徴」について語りました。
去年とは違う子
Aさんのお宅に、今年もヤモリがやってきました。
「でも、去年とは違う子が来ております。今年のヤモリはちょっと身体が小さく、なにやら遠慮がちにしております。毎日見ていると、動きでなんとなく違いがわかるんですよ」(Aさん)
なんとヤモリの動きで個体識別ができるというAさん。なかなかのプロフェッショナルです。
ところで「ヤモリとイモリはどこが違うの?」というのはよくある疑問です。名前も見た目もそっくりの2つの生物。違いはどこにあるのでしょうか?
ヤモリとイモリの違い
両者は生物学的にはっきりと違うものです。まずは、爬虫類と両生類の違い。ヤモリは爬虫類なので、肺呼吸。イモリは両生類なので、主に皮膚呼吸をしています。
皮膚呼吸がメインのイモリは乾燥しやすいため、主な生息地は水のそば。井戸のそばにいて、井戸を守るという意味で「井守=イモリ」という名前がついたともいわれています。
一方、陸で生活をしている爬虫類のヤモリは、時に家の中に入り込むことがあります。
害虫を食べてくれることから「家守・屋守=ヤモリ」という名前がついたそうです。
「お二方ははっきり、別々の人生を歩んできています」と多田が話すように、ヤモリとイモリは似て非なるものです。
ゴキブリを食べてくれる
ヤモリのエサとなるのは、例えばゴキブリ。家の中にこっそりすみついているゴキブリを食べてくれるとなると、確かにヤモリはその名の通りしっかり家を守っているといえそうです。
ヤモリを家の中で見つけた時は邪見にせず、「がんばってゴキブリを食ってくれよ」と激励してあげてもよいのかもしれません。しかし、ヤモリが大量に家に住みつくと、その糞が問題となることもあります。
多田「まあ現実的には、ヤモリを家の中で見つけると上手にそっと追い出すのがよいともいわれています」
家の中にいても、人にとって悪いことはせず、ゴキブリを食べてくれることもあるヤモリ。
しかし、ヤモリが多く出る家には"何か"がありそうです。
元々は外で生活をしているヤモリがなぜ家の中に入ってくるのでしょうか。それはそう、家の中にヤモリの大好きなエサがいるからです。
ということは?
多田「つまりしょっちゅうヤモリが入ってくるということは、『家はゴキブリが多いのかな?ちょっとゴキブリも対策もせないかんのかな』と、そういう風に考えた方がいいですよ、という人もいて。
家を守ってくれるヤモリですが、あまりにも多く現れる時には、エサとなるゴキブリが多い家であるということかもしれません」
ヤモリが大量発生した場合は、まず家の中のゴキブリ対策をした方が良い、ということもあるようです。
(minto)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年05月08日08時04分~抜粋