5月2日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』はゴールデンウィークということで、リクエスト特集となりました。
楽曲のリクエストとともに、レコードやCD、カセットテープにまつわる思い出を募集したところ、多数の投稿が寄せられました。
ここではその中からいくつかのおたよりを取り上げます。
LPレコードって何?
まずは50代の方のおたよりを紹介します。
「中学生にもかかわらず、自分のレコードを1枚も持っていないというのは友達に対して格好悪いと思い、お年玉を握りしめてレコードを買うことを決心しました。
その時に9歳上の姉に相談したら、『ABBAがいいよ』と勧められました。
実は姉が欲しかったレコードだったようで、まんまと利用されたような感じは拭えませんが、私が初めて買ったレコードはABBAのLPでした」(Aさん)
20代の當山日和子は「LP」という言葉に、ピンと来ない様子。
LPというのはロングプレイの略でレコード1枚で何曲も聴けるという、いわゆる「アルバム」のことです。
ここでは、ABBAの大ヒット曲「ダンシング・クイーン」を紹介しました。
「家具調」の電化製品
今では小さなスマホで手軽に音楽を聴くことができますが、昔は音楽を聴くのにも大掛かりな機械が必要。
テレビやステレオはリビングにどっしりと構えていて、まるで家具のようなたたずまいでした。
「私が中学校を卒業した頃(約50年前)、家電メーカーから家具調ステレオが売り出されました。
地元の公民館でステレオを持ち込み、視聴会が開かれました。タタミ1畳ほどある大きなものでしたが、その後なぜか父親がステレオを買って、私の部屋に運び込まれました。
しかし我が家にはレコードが1枚もなく、何かレコードを買おうと思い、伊勢の繁華街まで行って初めて買ったレコードが、森昌子さんのファーストアルバムでした。
それまでモノラルで音を聴くことはあったのですが、ステレオで聴くと天と地ぐらいの音の違いに感動したことを覚えています」(Bさん)
ここで紹介したのは森昌子さんの大ヒット曲「せんせい」です。
カセットテープでよく聴いた曲
森昌子さんはデビュー当時、「花の中三トリオ」のひとりとして活躍しましたが、中三トリオといえば山口百恵さんを忘れてはいけません。
「私が初めて買ったカセットテープは、山口百恵さんでした。ドラマを見て憧れていましたが、父に『買って』とは言えませんでした。
父は音楽好きでよくレコード店に行っていて、私もついて行きました。
その店でずっと眺めていたのが、山口百恵さんのカセットテープでした。
父が『欲しいのか?』と聞いていたので黙ってうなづくと、さりげなくレジに持って行って買ってくれました。
うれしくてうれしくて、そのカセットテープはすり切れるまで聴いていたのを思い出します」(Cさん)
カセットテープは、1990年代まではラジオ番組やレンタルCDを録音するために使われていましたが、レコードやCDと同じように市販されているものもありました。
レコードプレイヤーを持っていなくても聞けますし、ウォークマンやラジカセで手軽に聴けるのも魅力でした。
ここでは、その時のカセットテープに収録されていた「プレイバックPart2」を紹介しました。
(岡本)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年05月02日07時38分~抜粋