多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

今年の黄砂、いつまで続く?

今年は特に黄砂が多いというニュースをよく目にしています。

外に干している洗濯物や置いている自動車が汚れたり、ただでさえこの時期は花粉だけでも苦しいのに余計につらくなるなど、地域によって黄砂の被害は大きくなっています。

この状況は今後もしばらく続くのでしょうか?

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「沢くん教えて」コーナーでは、気象予報士でもある沢朋宏アナウンサーが、リスナーから届いた気象に関する質問に答えています。

4月21日の放送では、今後の黄砂について回答しました。

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黄砂は年中多いわけではない

黄砂は偏西風の流れの向きや強さにより、飛来する量に波があります。

沢アナによると、前に一度たくさん来た後にしばらく止んでいましたが、再び大量に飛び始めている時期のようで、ゴールデンウィーク明けぐらいまでは波が高い状態のようです。

では、今回の波はどれぐらいのものなのでしょうか?

先週の黄砂と比べれば多くはなく、予測上は21日に日本海側に到達する見込みですが、21日時点ではまだ黄砂が観測された報告はないそうです。

つまり、今回の黄砂はさほど濃くはないため、東海地方は大きな被害がない模様です。

沢「いわゆるいつもの濃い黄砂の時なら、呼吸器が心配な方はちょっと用心した方が良いですよって言うところですが、もし今日は洗濯物をたくさん干していたら、しっかりはたいて砂を落として入れてくださいということですね」

黄砂がやっかいな理由

連日、ニュース番組では黄砂が多いと報じられ、その際によく「気をつけてください」と注意喚起されますが、具体的に何を注意すればいいのでしょうか?

沢「私は基本的に『黄砂が飛んできますよ』というのがラジオとかテレビで流れてきた時は、洗濯物は干してしまったなら、叩いて身体の中に取り込まないようにする(と伝えている)。花粉と一緒という感じですね」

洗濯物などについてしまった黄砂を少しはらった程度で残してしまうと、服やタオルなどを通じて黄砂を吸い込んでしまい、健康上の被害を受けてしまう危険性があるためです。

沢アナが医者に聞いたところ、黄砂はただの砂ではなく、中国沿岸部にある工場の煤煙などが付着しているため、特に呼吸器などに疾患のある方はアレルギーで息苦しくなってしまうようです。

花粉よりも大変

とは言え、外を歩く際に息を止め続けるわけにはいきません。
どのようなことに注意すべきなのでしょうか?

沢「『黄砂が多く飛んでいますよ』などと報道される先週みたいな場合だったら(どうすれば良いのか)とお医者さんに聞いたら、『呼吸器系に疾患のある方は、不織布のマスクを二重にしていただく、もしくは今日1日は外に出るのを控えていただくという判断もある』」

花粉と対処法は似ていますが、花粉よりも大変なのが車の汚れ。

黄砂の文字には「砂」とついていますが、実際には粘土に近く、水で簡単に流れてはくれません。

最後に沢アナは「マイカーも洗うのが大変」とボヤきました。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年04月21日08時04分~抜粋

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