3月13日からマスク着用のルールが変わり、個人の判断に委ねられることになりました。
しかし1週間ほど経った現在も、多くの人がいる場所ではほとんどの方がマスクをしています。
マスクの着用を個人の判断で決めるのは構わないとして、なぜこのタイミングで外して良いのかは不明確です。
そもそもマスクは効果があったのかどうか、よくわからないという人もいるでしょう。
そこで3月20日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、コロナ禍に対するマスクの効用について、大阪医科薬科大学総合診療科特任教授の鈴木富雄先生が解説しました。
マスク着用は個人の判断に…結局マスクに効果はあったの?
マスクの1番の効果
マスク着用の判断材料としては「マスクが役に立つなら付ける、役に立たないなら付けない」ということがありますが、実際に効用はあるのでしょうか?
鈴木先生「マスクの効用はいくつかあるんですけども、一番はとにかくご自身が風邪をひいたり何かご病気にかかっている時に、くしゃみとか咳とかされますよね。
その時にいわゆる『飛沫』というものをマスクが防いでくれると。
そうすると周りの人に対して、例えば感染力が高いウイルスや細菌が飛沫の中に含まれて飛んでいく防止の効果があると。これが重要な部分ですね」
特に新型コロナウイルスは細かい粒に含まれていて、換気が悪い場所では空気に漂ってより広がってしまうということです。
鈴木先生「マスクの効用はいくつかあるんですけども、一番はとにかくご自身が風邪をひいたり何かご病気にかかっている時に、くしゃみとか咳とかされますよね。
その時にいわゆる『飛沫』というものをマスクが防いでくれると。
そうすると周りの人に対して、例えば感染力が高いウイルスや細菌が飛沫の中に含まれて飛んでいく防止の効果があると。これが重要な部分ですね」
特に新型コロナウイルスは細かい粒に含まれていて、換気が悪い場所では空気に漂ってより広がってしまうということです。
大勢でマスクをするのが効果的
またマスクは自身の感染防止にもつながるといいます。
鈴木先生「周りの人たちが新型コロナウイルスにかかって飛沫を飛ばしている時に、ダイレクトに吸い込むのを防ぐ効果があります」
ただし、口と鼻から吸い込む可能性がありますので、せっかくマスクをしていても、鼻を出していては効果がなくなります。
特に新型コロナウイルスの場合、自覚症状がないケースもあり、知らず知らずのうちに広めてしまう可能性がありますので、マスクを付けることに効果があるというわけです。
鈴木先生「外国も含めてかなりのデータが出されてまして、例えば10人の方々がおられて、何人かが新型コロナウイルスにかかっていると。
1人だけマスクをして予防しようと思っても、かかる確率は非常に高くて。
10人がマスクをすると、数人が新型コロナウイルスに感染していても、その中の1人がかかる確率は非常に低い」
多くの人がマスクをすると、効果が高いというわけです。
鈴木先生「周りの人たちが新型コロナウイルスにかかって飛沫を飛ばしている時に、ダイレクトに吸い込むのを防ぐ効果があります」
ただし、口と鼻から吸い込む可能性がありますので、せっかくマスクをしていても、鼻を出していては効果がなくなります。
特に新型コロナウイルスの場合、自覚症状がないケースもあり、知らず知らずのうちに広めてしまう可能性がありますので、マスクを付けることに効果があるというわけです。
鈴木先生「外国も含めてかなりのデータが出されてまして、例えば10人の方々がおられて、何人かが新型コロナウイルスにかかっていると。
1人だけマスクをして予防しようと思っても、かかる確率は非常に高くて。
10人がマスクをすると、数人が新型コロナウイルスに感染していても、その中の1人がかかる確率は非常に低い」
多くの人がマスクをすると、効果が高いというわけです。
マスクを外しても良い判断基準
マスクは感染予防や感染拡大抑制の効果があるということですが、それではマスクを外していいのかどうかは、どのように判断すればいいのでしょうか?
鈴木先生「基本的に病院はマスク着用で患者さんにもお願いしていますし、私たち医療従事者は当然マスクをこれからし続けます。
いわゆる免疫が弱い、抵抗力が弱い方々が周りにいるような状況、病院とか施設というところはマスク着用が原則だと思います。
あとは自分自身がかかってしまうと非常に困るような方々、例えば基礎疾患を持った方々やご高齢の方々、あるいは妊婦の方々が室内で密になって換気の悪いようなところでは、していただいた方が良いと思います」
3月13日を境に、新型コロナウイルスの性質が変わったわけではありませんので、誰もいない屋外などでマスクをする必要はないなどといった点では、これまでと同じと言えそうです。
ただ、鈴木先生は最後に、マスクをしてない人に対して責め立てるといった同調圧力は誤っていること、こどもの発達に影響があることへの配慮は必要と語りました。
(岡本)
鈴木先生「基本的に病院はマスク着用で患者さんにもお願いしていますし、私たち医療従事者は当然マスクをこれからし続けます。
いわゆる免疫が弱い、抵抗力が弱い方々が周りにいるような状況、病院とか施設というところはマスク着用が原則だと思います。
あとは自分自身がかかってしまうと非常に困るような方々、例えば基礎疾患を持った方々やご高齢の方々、あるいは妊婦の方々が室内で密になって換気の悪いようなところでは、していただいた方が良いと思います」
3月13日を境に、新型コロナウイルスの性質が変わったわけではありませんので、誰もいない屋外などでマスクをする必要はないなどといった点では、これまでと同じと言えそうです。
ただ、鈴木先生は最後に、マスクをしてない人に対して責め立てるといった同調圧力は誤っていること、こどもの発達に影響があることへの配慮は必要と語りました。
(岡本)
関連記事