多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

花粉はいつまで飛ぶの?気象予報士さん教えて!

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)、気象予報士でもある沢朋宏アナウンサーがリスナーの質問に答える「沢君教えて!」のコーナー。

3月2日の放送には「いよいよ花粉が本格的に飛び始めたようです。いつ頃まで飛ぶんですか?」という質問が寄せられました。

「ずーっとしばらく…(笑)」と絶望的な答えを返す沢。もう少し詳しく聞いてみましょう。

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すでにどっぷり

「花粉初日」は、「1平方センチメートルに1個の花粉が落ちた日」を指します。

「東海地方はすでにその段階に入ったんですか?」と尋ねる多田しげおに、「すでにどっぷり入っております」と沢。

多田の周りからも「目がしょぼしょぼする」「鼻水が落ちてくる」という声が聞かれるようになったといいます。

沢によると、岐阜や三重では1月の終わり~2月の頭ぐらいから「1平方センチメートルあたり1粒」をちらほら超える日が出てきていて、バレンタインの頃には愛知でもそのような状態になっていたんだとか。

ただ東海3県でも岐阜や三重に比べて愛知はまだ少なめ。さらに愛知は、東京・大阪と比べてもまだ少ない状況だといいます。

指先に700個の花粉!

元々、スギ花粉のピークは3月上旬~下旬まで。その後ヒノキ花粉のピークが4月上旬~下旬。

ピークの頃は、どれくらいの花粉が飛散しているのでしょうか。

飛散開始は「1平方センチメートルあたり1個」。花粉に弱い人に症状が出るのは「1平方センチメートルあたり50個」といわれています。

これを聞いて思わず自分の手の先を見る多田。

「人差し指の先っぽがだいたい1×1ぐらいですもんね。ここに1日に50個も落ちてくるんだ…」と驚きを隠せません。

沢が調べた中でこれまでに一番多かったのは、4~5年前のデータ。なんと「1平方メートルあたり700個」!

指先に700個の花粉がついていると思うと、ただごとではありません。

しかし、いわゆる「ピーク」までいかなくても、「1平方センチメートルあたり70~100個」の日が何日も続くと、花粉症の方にはかなり強く症状が現れるようになります。

山の4~5合目でもはや「ピーク」

ここで沢が「花粉のピーク」という言葉について解説します。

沢「1平方センチメートルあたり50個を越えたら、それは全部『ピーク』だっていう言い方があります」

一般的なイメージとしては「ピーク=頂点」ですが、山に例えると「4合目、5合目を越えたらすべてピーク」というわけです。

「花粉症の症状が出るか出ないか」。これを基準にすると、出る状態はすでに「ピーク」。
花粉が1平方センチメートルあたり50個以上になれば、そこからはどんなに増えても同じというわけです。

雨雲が通り過ぎる時には、花粉症は一旦楽になります。しかし楽になったあとは、またぶり返しがやってきてしまうわけですが…。

ひどい花粉症の解説者

今シーズンは全国平均すると花粉が多いといわれています。

東海地方は「ずば抜けて記録的に多い」というほどではないものの、厳しい時期に突入したことに変わりはありません。

この日、マスクを着用しながら話をしていた沢。

沢「今もう15分以上しゃべってます。マスクを外すと大変なことになっております(笑)」

実は沢はひどい花粉症持ち。

「その人が解説するってのがまた、世の中なかなかシュールですね!」と元気に語った多田でした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年03月01日08時37分~抜粋

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