多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

「日本コロッケ協会」が薦める、おいしく食べるタイミングが意外だった

揚げたての熱々のコロッケを肉屋の店先で食べるとおいしさは格別です。
商店街から精肉店が減るとともにそんなコロッケも減ってきた気がします。
一方で、おいしさを追求した新しいコロッケも増えてきているようです。

2月28日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』で話題にしたのは「日本コロッケ協会」。
会長の藤井幸大さんに伺いました。

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コロッケ協会設立

日本コロッケ協会は、2012年9月に設立された一般社団法人です。
どのような協会なのでしょうか?

藤井さん「みなさんにもっとコロッケを愛して欲しい。おいしいコロッケや、新しいコロッケが生まれたことを発信する協会、情報を集めるための協会です」

設立のきっかけは何だったでしょうか?

藤井さん「コロッケ好きが2011年に集まって『最近おいしいコロッケって出会ってないよね』と話し合った会があり、東京中のコロッケを探しました。
昔はありふれてたのにないねという話になって、翌年一般社団法人日本コロッケ協会を立ち上げました」

街からお肉屋さんが少なくなってきて、大規模商業施設でお肉を買うことが多くなってきましたが、お店それぞれにおいしいコロッケを見かけなくなりました。
そこで、なんとかしたいとコロッケ協会が立ち上がりました。

イベントの開催

具体的にはどんな活動をしているのでしょうか?

藤井さん「例えば『味利きトライアル』というのがありました。いろんなコロッケを買い集めて、こんなにたくさんの種類があって、こういう楽しみ方ができるんですよと、みなさんで指標を更新するイベントです。

一度にひと口、ふた口、たくさんの種類のコロッケを食べるのはコロッケの楽しみ方のひとつですが、人数が集まらないとそれはできない。買い集めるのが大変ですし、それを楽しんでいただけるようなイベントにしました」

究極のフィンガーフード

日本コロッケ協会ではどういうものをコロッケと定義しているのでしょうか?

藤井さん「コロッケの定義は、広辞苑などでは『芋などを蒸してすり潰して衣をつけて揚げたもの』となっています。
ですが、協会としては『おいしい料理の、おいしい瞬間、加工したものを切り取って手軽に食べられる究極のフィンガーフードである』と定義しています。

最近はエビチリコロッケ…エビチリは調理されたものですが、それを切り取って衣をつけて手軽に一口、二口で食べられるものがコロッケとなっています。これが定義です」

コロッケ対決、関東vs関西

コロッケの味には地域ごとの違いがあるそうです。
特に関東のコロッケと関西のコロッケでは大きな違いがあるとか。

藤井さん「関西圏のお肉屋さんは、どちらかというと薄くて、カリカリという薄い衣。パン粉も短めでかなり甘めな味付けでおやつ感覚のものが代表的です。

東京は厚みがあって、パン粉も荒々しく、しょっぱい系、おかずになるようなものです。
ちょうど反対側になります」

東京はフレンチレストランで出てくるようなもの、関西ではお肉屋さんの店先で売っているものがコロッケのイメージです。
ちなみに放送エリアである中京圏は、両方のいいとこどりでどちらのタイプもあるそうです。

いつ食べるのがいい?

藤井会長にコロッケのおいしい食べ方を伺いました。

藤井さん「揚げてから15分くらいが一番いいと感じています」

意外にも揚げたてではないそうです。

藤井さん「揚げたてはほくほく熱くおいしい感覚がありますが、最近のコロッケは、芋を何日寝かせたとか、糖度がこのくらいとか、こだわった味付けにしているというコロッケがたくさんあります。

そうすると熱々よりは、ちょっと温度が下がった瞬間。最低でも5分は経っていないと風味は感じにくいと言われています」

リスナーからリアクションが寄せられました。

「車で買いに行くと、帰りの車の中でついつい食べてしまいます」(Aさん)

「お肉屋さんの揚げたてコロッケ大好きです。家でコロッケを作ってもなかなかあのおいしさ難しいですよね」(Bさん)

世間はまだ揚げたて派が多いようですが、藤井会長が薦めたように一度15分ほど置いて試してみましょう。
コロッケをさらに深く楽しめそうです。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年02月28日07時36分~抜粋

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