多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

冬の美味、生のニシンが食べられる時代がやってきた!?

2月21日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「旬食」で取り上げたのは旬の魚。
特にどんな魚がおすすめなのでしょうか?

名古屋市中央卸売市場から中部水産株式会社の小島一成さんに伺いました。

[この番組の画像一覧を見る]

ニシンが復活

今は天気の変化が激しく大きな漁ができず、全体に入荷は低調な状況だそうです。価格はそれほど高値でもないようです。

今回取り上げたのは「ニシン」。卵はカズノコとしても食され、「身欠きニシン」と呼ばれる干物は、にしんそばなどでもおなじみです。

多田「我々の世代は、昔々は北海道でニシンが取れて、日本海側の江差あたりではニシン御殿が建ったと聞きましたが、それが全然獲れなくなったと、盛んに聞かされました」

小島さん「全盛期の大正時代に単品で100万トンの漁があったそうです。現状の北海道の全体の魚類の年間の総量と同じくらいです」

多田「なぜかニシンが取れなくなった」

小島さん「そのたびにニシンの稚魚の放流事業とかいろいろやって、最近は約1万5000トンくらいまで回復してきました」

ニシンの見分け方

多田「ということは冬の魚であるニシン、生の魚も結構出回っているんですね?」

小島さん「まだまだ本来の多さではないですが、この時期産卵をひかえて、身に脂をたっぷり持っているので非常におすすめです」

ニシンはあまり日持ちしません。

多田「スーパーで買う時、新鮮かどうかの見極めが大事ですね」

小島さん「しっかり鱗のついていて銀色に光っているものがいいと思います。目の部分が曇っておらず澄んでいるものがいいです。お値段はそれほどの高級魚ではないです」

塩焼き

小島さんが生ニシンのおいしい食べ方を教えてくれました。

【塩焼き】
焼けた時の香ばしい匂いがいいです。

作り方
1.しっかり鱗を取ります。
2.軽く塩をふり、30分ほど冷蔵庫にいれます。
3.それから出して、クッキングペーパーでふき、また軽く塩をふります。小骨があるので、表裏に数本細かく斜めのかざり包丁を入れ、7~8分焼きます。

大根おろしと食べるのがおすすめ。味は甘みがあり、もう一度食べたくなるほど。

多田は「甘みは脂がいいんでしょうね」とおいしさを想像します。

北海道の漁業関係者の努力もあって、ニシンはかなり復活してきているようです。生魚としてのニシンも出回るようになりました。

紹介したニシンの塩焼きは、10年以上前から北海道の札幌の居酒屋、小料理屋などで販売されていますが、最近はこの中京圏でも生魚として出回るようになっています。
見かけたら、ぜひチャレンジしてみましょう。
(みず)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2023年02月21日08時14分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報