多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

1位から3位を日本が独占!世界ランキングで日本が制したものとは?

まだまだ寒い日が続き、雪に悩まされる地域もあるかと思われますが、雪の多い地域ではどれぐらい降っているものなのでしょうか?

1月16日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、アメリカの民間総合気象情報サービス会社「AccuWeather」が集計したランキングを紹介。
世界で最も降雪量の多かった人口10万人以上の都市のランキングです。

人がたくさん住んでいる場所で雪がよく降ったのは、どこなのでしょうか?
多田しげおの代打として出演した大石邦彦アナウンサーと、山本衿奈が紹介しました。

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さすがの北米、日本の都市も登場

まずは第5位、シラキュース(アメリカ)とケベック・シティ(カナダ)で、年間平均降雪量が約3.14mです。

第4位がセイント・ジョーンズ(カナダ)で、約3.32mと、北米が連続でランキングされました。

第3位は富山県富山市で約3.63mと、ここで日本がやってきました。

そして第2位は北海道札幌市の約4.85m。言わずと知れた人口200万の大都市です。

ここまでで日本が立て続けにランクインしていますが、それ以上に雪が降る世界の都市はどこなのでしょうか?

山本「北欧のイメージが強いですよね、ノルウェーとか」

大石「北欧で明るい(色合いの)物とかあるじゃないですか、マリメッコとか。
あれは外が雪で暗いから、明るい物をみなさん家の中に持ってくるわけじゃないですか。
となると、北欧なのかな。イギリス?」

ヨーロッパの大都市でも日本より北にある都市は多く、例えばロンドンは稚内よりも北にあります。

年間8m近くも雪が降る

1位は、なんと青森県青森市で約7.92mで2位を完全に引き離しました。
その結果、降雪量ベスト3の都市を日本が独占しました。

青森市の人口は昨年の時点で27万人ですが、雪の大変さを多くの方が感じていらっしゃるということです。

では、これだけたくさんの雪をふだんどのように排雪・除雪されているのでしょうか?
青森市道路維持課雪対策室長の舘田さんに電話で話を伺いました。

世界一雪が降る都市といってもいい青森市ですが、だいたいどれぐらい降っているのでしょうか?

舘田さん「だいたい12月の後半あたりから翌年の2月いっぱいぐらいまでは、ほぼ毎日雪が降りまして、近年の雪の降り方としては、集中して連続して雪が降る傾向が強くなっているようには感じます。

多めに降る時ですと、1日にだいたい10~20cmぐらいの雪が1週間ぐらい続けて降ったり、多い日ですと1日で30~50cm一気に振る場合もありますね」

大量の雪にどうやって対応する?

これだけ雪が降ると除雪作業が大変そうですが、青森市では雪をどのように処理しているのでしょうか。

タテダさん「青森市の場合は道路の区分をバス路線など主要道路の幹線、幹線と幹線を結ぶ補助幹線、その他の生活道路というふうに大きく3つに分けて排雪作業を実施しております。

青森市は雪を寄せる除雪だけではなくて、雪を捨てる排雪も実施しておりますので、まずは道路交通の主要動線の確保と、雪捨て場までダンプトラックのスムーズな排雪ルートを確保しなければいけません。

まずは幹線と補助幹線について優先的に排雪作業を実施しまして、そのあと細かな生活道路の排雪作業を実施しています。

排雪作業はダンプトラックに雪を積み込みまして、最寄りの雪捨て場に運搬して排雪する格好ですね。

除雪自体は除雪車を使用しておりまして、車両はタイヤショベルやモーターグレーダー、タイヤローダー、ロータリー除雪車などを850台ほど使っています。

雪を運搬するためのダンプトラックの登録台数は、だいたい1,100台ぐらいありますね」

多くの車を使い、優先順位を付けて雪に対応しているからこそ、雪がたくさん降っていても多くの人が住める都市として機能していることがわかりますね。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年01月16日07時42分~抜粋

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