多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

冬場にかかとが「鏡餅」みたいにガサガサになってしまうのはなぜ?

『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)、気象予報士でもある沢朋宏アナウンサーがリスナーの質問に答える「沢君教えて!」のコーナー。

1月6日の放送には、「冬になると、なぜかかとが“鏡餅”になってしまうんですか?」というおたよりが寄せられました。

確かに冬場のかかとは、時間が経った鏡餅の表面のようにガサガサになってしまいます。これは一体なぜなのでしょうか?

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朝の湿度が高い理由

「女性はストッキングが引っかかって『あーあ』。初めて穿いた日に、すぐ破れてしまう。これは冬場は乾燥しているから?」と尋ねる多田しげおに、「はい、そうですね」と沢。

やはりすべては「乾燥」のせい。とはいえ、多田には不思議に思うことがありました。

冬場は湿度が下がるというのが常識ですが、この放送時の名古屋の湿度は70%強と意外に高い数値だったのです。

沢によると、これには2つのポイントがあるといいます。

1つ目は「朝だから」。

沢「夜明けから朝どきはまだまだ湿り気が残っている。気温が低いので相対的に湿度が上がりやすい。これが日中になると下がります」

ちなみにこの日の前日の名古屋の日中の湿度は45%と、かなり低い数字でした。

冬場の「湿度50%」は夏場の何%?

2つ目は「%は冬の乾燥にあまり関係がないから」。

沢「夏の暑い空気と冬の冷たい空気で、そもそも空気の中に含むことができる水蒸気の量が違うんです」

多田「あ、そうか。中学校の頃、勉強しましたね」

沢&多田「飽和水蒸気量」

2人の声が揃いました。

多田「これは、温度によって違いますよ。つまり、冬場は気温が低いので、ちょっとの水蒸気でもパーセンテージは高くなってしまう。でも含んでいる絶対量はあまりない」

沢によると、イメージとしては「冬場の湿度50%を夏に持っていくと、20%を切るかもしれない」というくらい。

冬の空気が含んでいる水分量はものすごく少ないので、どうしても皮膚が乾燥しやすいのです。

乾燥度合いが高まる「暖房」

冬場に皮膚が乾燥しやすい理由はまだあります。それは「暖房」です。

沢「水がほとんど含まれていない空気を、我々はストーブなどで無理やり気温を上げますよね。だから余計に乾燥度合いが高まって、肌はカサカサになりやすい」

多田「特に鏡餅になる方は、ちゃんとクリームを塗ったり。冬場は男性でも、風呂上りは全身にクリームを塗った方がいいといわれてますからね」

沢「それぐらいの時期が今、来ていると」

多田「冬場はどうしても乾燥するんです。鏡餅は当たり前のシーズンなんです、ということなんですね」

クリームをしっかり塗って、かかとの鏡餅化を予防しましょう。

今年の「大寒」は要注意?

暦の上では「小寒(しょうかん)」を迎えました。

いよいよ寒さが厳しくなる「寒の入り」ですが、沢によるとここからの2週間はそれほど寒くはならないといいます。

しかし、1月下旬から2月上旬の「立春」までの「大寒(だいかん)」の2週間が問題のようです。

沢「今からの小寒の2週間が暖かかった分…あとはご想像ください」

どうやら今年の大寒は文字通り「大寒」となるようです。覚悟しておきましょう…
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年01月06日08時04分~抜粋

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