多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

地元の人でも知らないローカルネタが満載!県民手帳が面白い

2023年01月07日(土)

カルチャー

「県民手帳」をご存知でしょうか?

多くの都道府県で発行されているもので、その県の統計内容はもちろんのこと、お祭りの予定など地元ネタが満載で、根強い人気を持つ紙の手帳です。

1月5日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』では、放送エリアの東海地方で発行されている県民手帳を紹介しました。

愛知では美術館入館料の割引も

まずは愛知県の県民手帳ですが、正式名称は『愛知県手帳』といい、限定版は表紙が尾州毛織や三河木綿であしらわれています。

中身のスケジュール欄には愛知県で行われるイベントなどが記載されていますが、この手帳を愛知県美術館に持っていくと入館料が割り引かれるなど、クーポンの役割も果たしています。

また、統計については愛知が一番の項目が記載されていて、生産量全国一の農産物として全国の70%を生産する大葉(シソ)やウズラの卵、イチジク、フキ、菊、バラ、シクラメン、キャベツなどが並んでいます。

そして、今年のバージョンだということがよくわかるのが、昨年オープンしたジブリパークの全体マップ。

愛知県民でも実は知らなかったことが、いろいろ発見できるかもしれません。

岐阜では3モデルを用意

岐阜県の県民手帳はその名もズバリ『岐阜県民手帳』で、いくつかのモデルが用意されています。

「空宙博(そらはく)モデル」は、岐阜かがみがはら航空宇宙博物館と連携したもので、表紙にロケットが描かれています。

「関ケ原モデル」は表紙に武将の家紋や旗印をあしらったもの。

さらには「美濃手すき和紙モデル」もあり、こちらは表紙が和紙でできていて、赤と青などリバーシブルになっています。

気になる中身ですが、道の駅、温泉の一覧表が特徴です。
岐阜県は道の駅が日本一多いことや、県内には温泉も多いことが反映しているようです。

そしてローカル線の鉄道地図と合わせ、沿線グルメや特産物も紹介。
例えば、揖斐郡揖斐川町と三重県桑名市を結ぶ養老鉄道や、その沿線である大垣市周辺の名産「水まんじゅう」などもしっかり掲載されています。

読めない?三重県の難読地名

三重県も『三重県民手帳』という名前ですが、面白いのが週間カレンダーの隅に「三重人のつぶやき」として、各市町村の豆知識が紹介されているところ。

それ以外にも三重県の伝統工芸である、伊賀組紐や四日市の萬古焼などが解説とともに紹介されています。

さらには三重県内の難読地名も紹介されていて、例えば松阪市にある「白粉町」や桑名市の「源部外面」など。

ちなみに1つ目は「おしろいまち」、1つ目は「げんべども」と読みます。

アナウンサーの仕事を長年勤め、中部地方の地名をたくさん覚えてきた多田でも「源部外面」は読めなかったようで、他の地域の人にクイズを出題できそうです。

このように地元の情報があふれる県民手帳ですが、最近の手帳のデジタル化もあってか、東京都・北海道・大阪府・京都府など、廃止する都道府県が年々増えているそうです。

寂しい傾向ですが、もしあなたの住んでいる県で売られていたら、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2023年01月05日07時20分~抜粋
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