多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

2022年に流行したもの、それぞれの理由。

2022年12月29日(木)

エンタメ

CBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』ではニュースなど様々な視点で2022年を振り返っていますが、12月27日放送では「今年流行したもの」を取り上げました。

価値観が多様化し、ひとつのものが大ヒットするという時代ではありませんが、それでも「今年の顔」と言うべきものがあります。

CBC論説室の北辻利寿特別解説委員がこの1年のヒット商品を紹介します。

売れた「ヤクルト1000」

まず「ユーキャン新語・流行語大賞」の話題から。
大賞はプロ野球から「村神様」。史上最年少で三冠王を獲得した村上宗隆選手の所属チームはヤクルトスワローズ。

それと関連して、ヒットしたのが乳酸菌飲料の「ヤクルト1000」。
乳酸菌のシロタ株がヤクルト史上最高、1本に1000億個入っているそうです。これは睡眠の質を向上するという謳い文句があります。

多田「時代を反映していますね。夜ぐっすり眠りたいというものが売れたということです」

ヤクルトは宅配で知られていますが、注文が殺到して、一日当たりの販売本数200万本と発表しています。

北辻委員は「人気爆発、品切れ、増産、まさに乳酸菌飲料の三冠王です」と村上選手にかけて説明します。

映画『トップガン マーベリック』

映画では、新海誠監督のアニメ『すずめの戸締まり』が興行収入100億円を超えたというニュースがありました。

一方洋画ではなんといっても『トップガン マーベリック』。
1986年に公開されたトム・クルーズの出世作『トップガン』が、30数年ぶりにそれが帰ってきて大ヒット。

50歳以上の人は懐かしさで映画館に行きますが、若い人にとっては新しい作品。
36回も観た人もいるというほどリピーターが多いのが特徴の映画でした。

音楽はBTSの活躍

音楽では、世界的に評判だったのが韓国ポップスのBTS。
アメリカではバイデン大統領と面会をしたり、ワールドカップの開会式でメンバーのひとりがパフォーマンスしたりと注目を集めました。

多田「韓国にとっては外貨獲得でものすごい貢献をしてますね」

北辻「これほどの素晴らしい外交官はいないです」

グループ最年長のJINさんは2年間兵役につくことになりました。
BTSは人気があるので、法律を変えて兵役免除しようという話もありましたが、実はメンバーは2年前に兵役につこうと考えていました。
ところが、全編英語で歌った「ダイナマイト」が大ヒットしてしまい、兵役が先送りになっていたのです。

多田「ひとつは国民皆兵でみんな兵役につくべきだ。もうひとつ、外貨を稼いだ方が軍のためになるという考えもある」

北辻「彼らは非常に誠実なメンバーで、きちんとルールを守ろうという思いがあったのでしょう」

多田「国民みんながやることは当然やろうという考え。これは国レベルでみんなの意識を高めるという点では、この方が国益にかなうのかな」

北辻「長い目でみるとそうかもしれません」

流行りはネットから

BTSのヒットの理由のひとつに、動画配信をうまく活用したことが挙げられます。

北辻「今年流行ったものはインターネットで火が付いたものが多いです。TikTokは日本のユーザーが1700万人、世界で10億人と言われています。そこに乗っけると流行になる。ネットという一大市場によって、次のブレイクが決まっていきます。

多田「仕掛ける側がいかにうまく使うか」

北辻「見極める側の目が問われる時代になってきています」

多田は「惑わされてはいけないですね。大国の大統領選挙でもフェイクニュースで左右されることもあります。見極める力は大切ですね」とまとめました。

来年は何が流行るのでしょうか?
いずれにしてもネット配信やSNSがからむのは間違いなさそうです。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年12月27日07時24分~抜粋
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