多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

鍋だけじゃない!「マダラ」をおいしく食べる方法。

12月13日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「旬食」では、冬の鍋に欠かせないマダラを取り上げました。
マダラは比較的安価でおいしい庶民的な魚です。

名古屋市中央卸売市場から中部水産株式会社の小島一成さんに多田しげおが電話で伺いました。

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白身で透明感のある魚

最近は天候不良により魚の入荷は少なめで、全般に多少高めになっているようです。

今回取り上げるマダラは、マダラというくらいでタラの中のタラです。
大きさはだいたい成魚で6kgが中心です。なかなか成魚で見ることはないですが、とにかく見た目はごつい魚です。

身は少し水っぽいですが、クセがなく、白身で透明感のあるおいしい魚です。冬の寒い時期、鍋には欠かせません。

白子がおすすめ

白子はオスにありますが、小島さんいわく「白子にしかない甘み、やわらかさ、言葉にならないおいしさ」だそうです。
高級品として扱われていますが、最近はスーパーなどでも見かけ一般化されています。

メスの卵巣はマダラ子といい、ちょっと大きいです。マダラ子とたらこは違います。
たらこはメスのスケトウダラの卵巣で、卵が「たらこ」や「明太子」と呼ばれ、塩漬けや、唐辛子などで調味した辛子明太子に加工されます。

白子もマダラ子もおいしいですが、小島さんはどちらかというと白子をおすすめしているそうです。

ちなみにマダラは切り身で見ることが多いですが、おいしいものの見分け方はあるのでしょうか?

小島さん「身を見て、色が白く透明感のあるものがいいです。水分が多いので、吸水シートがちゃんとあるものを選んでください。水がトレイにたくさん出ているものはよくないです」

マダラのバターホイル焼き

おすすめの食べ方として「マダラのバターホイル焼き」を挙げた小島さん。

1. タマネギ、ニンジンを薄切りにします。しめじ、エノキのいしづきを切り落とし、ばらばらにします。
2. タラに塩とコショウをまんべんなくふり、10分程度置きます。
3. アルミホイルの真ん中にタラを置き、ニンジン、エノキを乗せ、料理酒とバターを乗せます。アルミホイルで完全に包みます。
4. フライパンに1cm程度水を入れ、沸騰させます。アルミホイルの包みを入れます。蓋をして再び沸騰したら、弱火にして約10分程度蒸します。蒸し焼きのイメージです。

アルミホイルを開けると、バターと魚のほんのりした香りがよく、お酒がすすみそうです。他にもムニエルにしたり、フライにしたり、クセが少ないのでいろいろな料理に応用できます。

魚へんに雪と書くタラ。日本では初雪の頃が旬の美味しい魚です。本格的な寒さが始まるこの時期に食べてみてはいかがでしょうか。
(みず)
 
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2022年12月13日08時14分~抜粋

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