多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

家計にも身体にもうれしい旬の食材!春菊のおいしい食べ方。

12月6日放送のCBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「旬食」のコーナーでは旬の食材をテーマにしています。

名古屋市中央卸売市場から、名古屋青果株式会社の久野さんに安くて美味しい「旬の野菜」を伺いました。

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これからの冬野菜

12月に入って寒くなりました。今の野菜の入荷状況はどうでしょうか?

久野さん「11月は暖かく、雨もほどよく、野菜の生育は良好です。全体的に順調な入荷が続いています。
キャベツ、白菜など露地野菜は寒さにあたりどんどんおいしくなってきています。しっかり食べて免疫力をつけてください」

燃料などさまざまなものが値上がりしている中、野菜は安定した価格のものも多いようです。安くておいしい旬の野菜をたくさん食べたいものですね。

身体にいい香りの成分

今回取り上げる旬の野菜は「春菊」です。鍋料理の主役ではないですが、春菊がないとどこか物足りません。
ちなみに関西地方で「きくな」と言っているものと同じもので、独特の香りがします。

久野さん「春菊特有の香りはαピネンとペリルアルデヒドという成分からきています。αピネンには安眠を促す作用があると言われています。
ペリルアルデヒドは大葉にも含まれていますが、抗菌、殺菌作用があり、この成分は食中毒を防ぎ、胃腸の働きを助ける効果が期待できます」

春菊は身体にもいい食べ物なんですね。
ちなみに保存方法はどうしたらいいでしょうか?

久野さん「すぐ葉先が乾燥して黒くなったりします。湿らせたキッチンペーパーや新聞紙に包み、ポリ袋に入れて野菜室に茎を下にして、立てて保存してください」

自然の生えている状態と同じように茎を下にして立てるのがいいそうです。

おいしい!春菊の玉子丼

久野さんおすすめの、春菊のおいしい食べ方は「春菊の玉子丼」です。さわやかな春菊特有の香りを楽しめる料理です。

1. 春菊は葉と茎にわけ、葉を一口大にカットして、茎は斜めに薄切りにします。茎は斜めに切ることで断面の幅が広くなり、香りを感じやすくなります。また、繊維を断ち切ることで口の中に筋が残らず食べやすくなります。

2. 玉ねぎを薄切りにして、鍋に、玉ねぎ、みりん、めんつゆ、しょうゆ、水、砂糖を入れて火にかけます。

3. 玉ねぎに火が通ったら弱火にして、溶き卵の7割ほどを回し入れ、全体にかき混ぜます。

4. 蓋をして1分蒸し煮にします。春菊を茎、葉の順に入れ、残りの玉子を回し入れ、蓋をして30秒待ち、ご飯にのせたら出来上がりです。

春菊を最後に入れることで後味がさわやかになります。味と香りが最高です。

多田「春菊の香りはおとなの香りですね」

久野さん「玉子丼は葉も柔らかく、茎はしゃきしゃきしておいしく、卵で春菊の苦みが少しまろやかになっているので、こどもさんもおいしく食べられます」

春菊には緑黄色野菜ではトップクラスの栄養成分が含まれているそうです。
抗酸化作用があり、体内でビタミンAに変わるβカロテン、皮膚や粘膜の健康を保ち、風邪予防にも重要なビタミンC、骨の形成に必要なカルシウム、貧血予防に役立つ鉄分などが含まれているとか。
この時期、春菊を食べない手はないですね。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年12月06日08時13分~抜粋

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