多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

温泉の中に信号機!? ちょっと変わった駅ランキング。

CBCラジオ『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』の「ザ・ランキング」は番組独自のランキングです。

11月28日放送では、「ちょっと変わった駅ランキング」を紹介しました。

鉄道マニアの中には駅が特に好きという人もいます。どんなユニークな駅が紹介されるのでしょうか?

[この番組の画像一覧を見る]

ホームまで階段5百段!

3位はJR上越線の土合駅。

下り線のホームがなんと地下70mにあります。列車に乗るためには500段近い階段を下りる必要がある駅です。

こういう駅は稀にありますが、この土合駅が変わっているのは上り線は地上にあり、下り線のみ地下70mほどの深さになります。
下り線で土合駅に到着すると500段近い階段をひたすら上らないと地上に出られません。

もともとは登山・スキー客がよく利用する駅ですが、近年では駅そのものを楽しもうとする利用客が増えているそうです。
駅舎には「ようこそ日本一のモグラえき土合へ」の看板が温かく迎えてくれます。

駅に泊まる?

2位はJR函館本線の比羅夫駅。

ここは無人駅ですが、駅舎がそのまま民宿になっています。
無人駅と言うと駅員もおらず、乗客もおらず寂しいイメージがありますが、駅舎にはこの民宿の利用者がたくさんいるそうです。

この民宿、駅の事務室と宿直室を改造しているのが特徴。
そのため同宿した鉄道マニア同士で話に花が咲きそうです。

温泉付きの駅

1位はJR北上線のほっとゆだ駅です。

JR北上線は岩手県の北上と秋田県の横手を結んでいる路線。
方角的にはほぼ東西に水平に走っていて、その途中に「ほっとゆだ駅」があります。

この駅の特徴は本格的な温泉があること。
もともと温泉もなく駅名も温泉とは関係のないものでしたが、ここは湯田温泉という温泉郷の玄関口になっていることもあり、湯田温泉をアピールすべく駅名を「ほっとゆだ駅」にしました。

さらに「それなら駅舎にも温泉を作ろう」と、翌年の1992年に温泉付きの駅となったそうです。

泉質良好

ほっとゆだ駅の温泉施設を運営している、西和賀産業公社の山本さんに伺いました。

ここは温泉だけを求めてくる方も、鉄道を利用して行き帰りに温泉に浸かる方も両方いるようです。
つまり、温泉ファンの方も、鉄道ファンの方もいるわけです。

多田「鉄道ファンにとって、一度はその温泉に浸かってみたいという駅ですね。男湯と女湯があるんですか?」

山本さん「あります。お湯はぬるめと熱めに分かれていて、泉質はやけど、切り傷に効くと言われています」

浴室に信号機!

多田「ちょっと早めに駅について、風呂を浴びてから列車に乗る方もいますよね。そういう方が乗り遅れたりしませんか」

山本さん「お風呂の中、浴室の壁に信号機があります。発車時刻の45分前になると青色が点灯します。30分前に黄色になり、15分前には赤色が点灯します」

多田「信号灯が中にあるというのは、鉄道ファンにとったらたまらないですね」

山本さん「珍しいと思います。特に今年は浴室のタイルの改修工事をしてきれいになったと好評をいただいています」

この「ほっとゆだ駅」については、訪れたことのあるリスナーからもメールが寄せられました。

「確かに大きな信号がついています。こどもと共に信号が変わるまでずっと浸かっていようと待っていましたが、結果、湯あたりしてしまいました」(Aさん)

マニアには有名で憧れの駅のようです。「鉄オタ」で「温泉オタ」ならぜひ行きたいところですね。
(みず)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
この記事をで聴く

2022年11月28日07時40分~抜粋

関連記事

あなたにオススメ

番組最新情報