多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

ジブリパーク潜入リポート。シータを受け止めるパズーになりきり大興奮!

11月1日、愛知県長久手市にスタジオジブリの作品の世界観を表現した「ジブリパーク」がオープンしました。

この日放送の『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)では、開業前にメディア向けの内覧会でジブリパークを訪れた古川枝里子アナウンサーが、その素晴らしさについて熱く語りました。

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まっくろくろすけみーつけた!

「趣味と仕事を兼ねて」と笑う多田しげおに、「私はメディアの一員として行ってきたんですけど、あまりに楽しくって楽しくって。仕事を完全に忘れてました」と古川。

ジブリパークがある場所は、2005年に愛・地球博が開催された「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」。広い公園のあちこちにジブリパークの施設が点在しているイメージです。

11月1日には、まず「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3つのエリアがオープンしました。

メインのエリアは「ジブリの大倉庫」。再現された大きな街並みには、シアタールーム「オリオン座」、『風立ちぬ』に登場したお菓子"シベリア"が食べられるミルクスタンド「シベリ❆あん」などがあります。

中央階段を上がると、『となりのトトロ』と『千と千尋の神隠し』に登場する“まっくろくろすけ”や、『風の谷のナウシカ』に登場する“王蟲(オーム)”を見つけることができるそうです。

こどもしか乗れない「ネコバス」も

『となりのトトロ』に登場するネコバスは、大人も入れるものもありますが、小学生以下しか入れないキッズスペースにあるものもあります。

古川がキッズスペースをのぞくと、ふかふかのトトロのお腹らしきものが見えたんだそう。

古川「おそらく、こどもたちにしか見えないトトロの姿がその中にあるんだろうと。大人の私は見てまいりました」

多田「『ピュアなこどもにしか見えない世界があるんだよ』ということを表現してるのかな」

古川「ここがジブリパークのニクいところで、『もちろん大人は楽しめますよ。ただ、こどもにしか感じられない物語があるでしょ』というので別世界が設けられていたりして。それも楽しいですよね」

パズーの気持ちになれる

ジブリの大倉庫のメインは「ジブリのなりきり名場面集」。いろいろな映画の名シーンを立体展示してあり、主人公になりきることができる場所です。

ここで古川が自慢の写真を多田に披露します。それは『天空のラピュタ』の冒頭部分のように、古川が空から落ちてくるシータを受け止めるパズーになりきっている写真です。

古川「空中にシータが浮かんでるんですよ!シータの髪の毛も、風を感じるような浮き方をしていて。胸には飛行石も光ってたりするんです」

「なりきると見える世界が変わってくる?」と尋ねる多田に、「そうなんですよ!パズーになりきると、あの木の板の上ギリギリのところで、自分と同じくらいの背丈の女の子を抱きとめようとするパズーの気持ちになれる」と古川。

古川「『どうしよう!』っていう気持ちと、『自分が受け止めないと』っていう気持ちと。ここから出会いがひとつ生まれるんだっていうワクワク感!がまさにイキイキとしたパズーの気持ちとして膨らんできて」

映画を観ている第三者的な視線ではなく、「自分はパズーなんだ!ここから物語が始まるんだ!」と思うことができたといいます。

バイオリン工房の木やニスの香り

「青春の丘」は、『耳をすませば』と『猫の恩返し』のエリア。

『耳をすませば』に登場するアンティークショップや、ヒロインが好きになる男の子・天沢聖司(あまさわせいじ)君のバイオリン工房が再現されています。

バイオリン工房には木の削りカスもあり、木やニスの香りを感じることもできるそうです。

古川「聖司君が今ちょっと出かけているだけで、すぐにここに帰ってくるんじゃないかって思わせてくれるような息づかいが感じられるんですね」

「どんどこ森」は、『となりのトトロ』の世界観。リニューアルした「サツキとメイの家」や、大きなトトロがいます。

とうもろこしの忘れ物

「ジブリの大倉庫」から「どんどこ森」までは、徒歩で20~30分ほど。この散歩道にあるベンチに腰を掛けると、「メイちゃんのとうもろこし」などのジブリの主人公たちの忘れ物を見つけることができます。

古川「見つける楽しさ。『あーそうだったよね!』ってジブリパークから帰ってきたらまた作品が観たくなる。数珠つなぎになってるんですよね」

多田「立体感があって、香りがあって、ベンチにさえ何かが作ってあって。映画を立体の中に見事に再現してるんですね」

アニメーションは二次元の世界。古川は「ジブリーパークは『三次元でどこまで人を楽しませられるんだろうか』っていうこだわり、遊び心を細部にちりばめたんだろうな」と語ります。

“主人公”として入り込む場所

古川「三次元だからこそできる立体展示。感触があって香りも感じられて。自分が作品の中に入ったような心持ちで“見る”だけじゃなく、イキイキと“主人公”として入り込む。そこまで楽しめて、ジブリパークなんだ、三次元なんだっていうことをおそらくこだわりを持って作られたんじゃないかなって想像させられました」

多田「いくつになってもどんどん醜くなっていっても、ピュアな心はどこかに残っていて。それを思い切り感じさせてくれる場所、ということなのかな」

古川「老若男女。小さい子はもちろん新鮮な気持ちでジブリの世界を楽しめて。年が行けば行くほど、いろんな感情を経験したからこその思いであの世界を見たときに、また違う感情がきっと生まれてくる」

「ジブリパークを1度2度楽しんで、そのあと映画を楽しんで。またジブリパークに行きたくなって、新たな発見がある。この繰り返しになるんだろうなと思ってます」と感想を語った古川でした。
(minto)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年11月01日07時21分~抜粋

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