多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N

いきなり12月並みの寒さ!気温乱高下の原因は?

10月の初め頃「10月に入ってもまだまだ暑い」と感じていたのに、6日や7日は多くの地域でいきなり肌寒く感じられました。

そして、8日になると一部の地域ではまた暖かくなったりと、ここのところ気温の乱高下が激しくなっているように感じます。

10月7日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N』では、「なんで今年はこんなに気温が高くなったり低くなったりするんですか?」という疑問に対し、気象予報士でもある沢朋宏アナウンサーが回答しました。

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温度が急激に変わった理由

名古屋では10月1日の最高気温が30.6度だったのに対し、7日には16.0度まで下がり、8日には24.3度まで戻りました。

気温が急激に上がったり下がったりすると、体調を崩しやすくなるため気になるところ。
沢によると、この現象は日本などが位置している中緯度帯で、秋や春によく見られるのだそうです。

その理由は、日本より南の赤道あたりは常に暑く北は常に寒いという状況で、その2つの空気のせめぎ合いでかき混ぜが起きている最中は、間にいる日本では寒い時と暑い時がどちらも現れるから。

根本的には、地球には空気があるからこのような現象が起きるということになります。

例えば空気のない月では、昼は110度で夜は-170度と、太陽の日が当たるか当たらないかによって、極端な環境となります。

地球の場合は、空気は水と同じで温度が高いところや低いところに流れていくという性格上、そこまで極端な温度にはならないのだそうです。

多田「10度ぐらい上がったり下がったりで、ごちゃごちゃ言わんといてくれよ、ということでもあるんですね(笑)」

気温が低いままとなった理由は?

さて、急激に下がったという10月7日の気温ですが、この日の名古屋の最高気温は16度だったのに対し、最低気温が14.5度とほとんど変化がありませんでした。

前日6日の最低気温が16.6度だったため、「なんでこんなに低いままの温度になったの?」という疑問も番組宛てに届いていました。

この日の天気は雨なので太陽が出ていないといっても、雨の日はいつも温度の変化がないというわけではありません。

沢「雨が降っていても、なんだかんだ言って夜とは違って(昼は)明るいですよね。
ということは、それだけうっすらと太陽のパワーが入ってきているはず」

それでも7日に気温の変化がなかったのには、理由があるそうです。

沢「気温を決める要素は2つあって、1つは太陽の力による温め、もう1つはそもそもどんな空気が私たちの周りに風で運ばれてきているのか」

7日は雨模様で太陽のパワーが弱かったうえに、東風で冷たい空気がたっぷり入ってきていたことが原因とのことです。

夜になっても寒くならないのは?

6日のニュースで「東京では12月並みを思わせる寒さとなりました」と報じられましたが、その空気が東から静岡を超えて愛知まで流れ込んできて、同じく名古屋でも寒くなったということです。

では夜にそこまで下がらなかったのは、なぜなのでしょうか?

沢「風向きが変わるからです。暖かいとまでは言わないですけど、冷たくない空気が入ってくるんですよね。

そうすると太陽のパワーがオフになるんですけれども、冷たい風で冷やす効果もオフになるということで、両方がオフでそのまま明日の朝まで変わらずずっと(同じような気温となる)」

このようなケースは年に数回しかないほど珍しいのだそうです。
(岡本)
 
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年10月07日08時05分~抜粋

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