本州の最も北にある半島といえば、青森県の下北半島。
ここで1番高い山が釜臥山で標高は879mあり、高さ785mの地点には展望台があります。ここからは、日本の夜景100選に選ばれるほどのきれいな夜景が見えるそうです。
ただ、天候が悪いと夜景の良さも半減されてしまいます。そこで、むつ市では夜景予報を毎日SNSで伝えています。
10月6日放送『多田しげおの気分爽快!!~朝からP•O•N』(CBCラジオ)では、その夜景予報を伝えているという「夜景予報士」について、多田がむつ市観光戦略課主任の美濃英武さんに電話で話を伺いました。
日本の夜景100選の中でも1番!
「日本の夜景100選」の中で最も高い位置にあるという釜臥山の展望台。
魅力のあるスポットですが、以前から情報発信という面で少し課題がありました。
そこで、夜景に関する情報を事前に発信するために、むつ市が夜景予報士を任命したそうです。
美濃さん「お客様から『今日夜景が見えそうですか?』といったお問い合わせをもらったり、『展望台まで行ったけど雲がかかって夜景が見られなかった』という声も聞いたりしたので、そういったことを解決するために夜景予報というものを始めて、好評をいただいているところです」
夜景予報士とは、ニュース番組でもよく見かける「気象予報士」の一種なのでしょうか。
多田「美濃さんは気象予報士なんですか?」
美濃さん「気象の知識に関しては、まったくの素人でございます」
夜景予報士の任命理由
多田「ではなぜ、美濃さんは夜景予報士に選ばれたのでしょうか?」
美濃さん「市長からは『夜景予報士というものはどうか』というアイデアはもらったんですけれども、直々に私を任命したのは観光戦略課の課長でして。
選定の理由を聞いたところ、『身長が180cmもあるので、空に近くて予報が正確になるだろう』と(笑)」
「10cmや15cmほどの身長差で、予報の正確さに違いは出ないでしょう」というツッコミはさておき、どのような方法で予報されているのでしょうか。
美濃さん「インターネットで当日の気象情報を確認しております。あとは展望台にライブカメラを設置してございまして、そのカメラから見える映像も確認しております。
あと1番重要にしていることが目視による確認で、気象予報が晴れでも釜臥山展望台上空で雲がかかってしまうこともあります。逆に曇りでも雲が長く夜景が見られる場合があるんですよ。
ですので目視による確認は、可能な限り行っております」
気になる的中率は?
夜景予報は「むつ市夜景情報」というアカウントから毎日Twitterで発信されていて、どこからでも確認できますが、気になるのはその的中率。
美濃さん「意外と高くて、80%ぐらいは的中していると思います」
自ら「意外と」とおっしゃっていますが、地元でもこの予報は楽しまれているそうです。
中にはこの予報を参考にカップルで夜景を見に行き、そこでプロポーズに成功したという例もあったそうです。
ぜひ、青森に行く前にチェックしてみてはいかがでしょうか。
(岡本)
多田しげおの気分爽快!!~朝からP・O・N
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2022年10月06日07時42分~抜粋